IoTのビジネスブログや調べ物をする中で
IoTと言うホットキーワードについての情報が飛び交うが
どれも近視眼的な内容が多い中
すごく的を射た内容の文書を見つけたので共有します。
私自身も現場の経営者さまとのヒアリングの中で感じる内容と一致します。
バズワードの割に浸透しない原因が的確に分析されております。
筆者は「岩本晃一」さま
RIETI(独立行政法人経済産業研究所)の上席研究員(特任)との事
要約としては
中小企業が持つ6つのハードル
ハードル1
平行線の議論から始めないといけない
中堅・中小企業側は、「自分の会社にIoTを導入するといったいど
ういうメリットがあるのか」
「IoTでいったい、何ができるのか、教えてくれ」というのが、議論の最初のスタートである。
ハードル2
自分の会社が抱える具体的な「課題」がわからない
中堅・中小企業は、「売り上げを増やしたい」「生産性を高めたい」
「付加価値を上げたい」「コスト削減したい」「品質を高めたい」
などのニーズを持っている。
だが、この漠然とした思いだけではIoTを導入することはできない。
ハードル3
現場の抵抗を抑えないといけない
現場の作業員は、自分たちはきちんと仕事をやっているという誇りを
持っている。
そこに、IoTを導入しようとすれば、自分たちの仕事があたかも「ずさん」であると見られていると捉えてしまう。
ハードル4
社長自身が決めないといけない
企業が抱える「課題」を発見すると、IoTシステム提供側から多くの
「解決策」のアイデアが提示される。
そのなかから、どれを選ぶかは、社長自身が決めないといけない。
なぜならその社内事情は第三者にはわからない。
ハードル5
労働集約的な生産活動を前提としないといけない
中小企業の生産ラインの多くは、自動化が進んでなく職工がモノづくりをしている。
自動化投資より人件費のほうが安いからである。
中小企業の生産現場へのIoT導入を検討する上では
労働集約的な職工による生産を前提としなければならないケースが多い。
ハードル6
システムエンジニアがいない
中小企業には、通常、システムエンジニアがいないことが多い。
自社のための特注システムを開発・運用し、維持管理や
バージョンアップするといった経験がない。
一度、お会いして情報を共有させて頂きたいです。