デジタル人材育成「DX推進リーダー育成講座」を担当する事になり資料や頭に中を整理しています。
前回はDXを語る上での要素技術の進化についてまとめました。
「クラウド、ビッグデータ、IoT、AI」などのDXを牽引している技術の解説を行いました。

「情報セキュリティ」についての解説

今回はインターネット時代避けては通れない「情報セキュリティ」について解説して行きます。

情報セキュリティのキモは「見えない恐怖を正しく怖がる」です。
???マークが出たかもですが、複雑化した情報化社会です。
ネット上の輩によるデータハッキングや破壊、情報漏洩、ウイルス等「見えない的」と戦っています。
いつ訪れるか?狙われるかわからない恐怖と常に戦っております。

これが「見えない恐怖」とに戦いです。
これは気にすれば気にするほど、常に危険を煽られています。
様々な対策方法も出ていますが、輩の手にかかれば対策など気休めに等しいです。

ではどうすれば「正しく怖がる」事が出来るか?
について、気休めや考え方次第で「見えない不安」から「正しく怖がる」(過剰反応しない)
事が出来るのか?についてお話しします。

先ずは自身や組織の不安点を洗い出します。
・漏洩不安
・機械故障(データ紛失)
・ウイルス

・漏洩不安

昨今の個人情報保護の観点から、情報漏洩の話題が出ていますが、先ずはそもそも論から整理します。
仮に漏洩したて想定した場合
何の情報が漏れる事が1番のリスクですか?この辺から優先順位をつけて行きます。
情報に対して「A、B、C」ランクを付けると良いと思います。
A:最重要(機密)
B:重要度中
C:重要度小

この様に整理する事で、C:通常管理、B:パスワード管理、A:暗号化管理
この様な分類でいかがですか?整理すると実はA情報って意外に少ない事がわかります。
この整理分類がないのでA、B、C全て同位と考えて余計に不安にさせてしまいます。
注意すべきはAで、B、Cは意識しつつも優先度を下げても影響は少ないわけです。

・機械故障(データ紛失)

意外に多いのがこの案件です。これも考え方で技術革新で性能も安定性も格段に進化していますが
いかんせん機械物です、絶対は無くむしろ壊れる物と疑って対応策を練っておきます。
平時から準備をしておきます。機械が壊れた場合データの復旧には何が最適か?

・可能な限りデータはクラウド上に保管、端末側は最低限にする。
・データのバックアップ体制は整えておく

要は避難訓練と一緒で事前準備をしておくと来るべき時に慌てずに済みます。
みなさんここを忘れてアタフタしてしまいます。

・ウイルス

これに関してはイタチゴッコです。輩とメーカーは常に戦っております。
輩も手を変え品を変えアタックしてきます。対応メーカーも必死です。
安心材料を一つ、世界中に広まっているデジタル化ツール
インターネットで世界に繋がり一見危険性が増えている気もしますが
逆を返せば、世界的規模に広がったデジタル機器群です、インターネットのおかげで
メーカー対応策も早いです。大手メーカーなどは自社の存続も賭けて最大投資もしております。

ウイルスの蔓延も早いですが、対応策も早いです。ここは個人で心配すると言うよりも
メーカー責任に委ねるしか方法はありません。各種メーカー製のウイルス対策ツールも良いですが
Microsoftであれば純正のディフェンダーツールで充分対応は可能です。
餅は餅屋に任せて、過度に不安に煽られない事が重要です。

先ずは基本の3ポイントについてお話ししましたが、危険を正しく理解して対応策を練る事で
「見えない恐怖を正しく怖がる」に繋がります。

見えない不安に怯えるよりも、正しく分類して対策しておく事で危機回避には繋がります。
自然災害も一緒です「備えあれば憂いなし」の精神で正しく怖がりましょう。

この分野での最終章です「バックオフィス の業務改善」について続きます。

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