前回、中手企業のデジタル化の救世主は「SaaS」と書きました。
ここでは「SaaS」の仕組みの導入方法についてです。

改めてSaaSとは

SaaSはインターネット経由で提供されるソフトウェアということです。
例とすると
社員情報・各種手続き:SmartHR
勤怠管理:KING OF TIME
経費精算:Dr.経費精算
会計:freee
法務:クラウドサイン・Hubble
使いたい機能ごとに主に月額課金での使用が可能になり
サーバー等の管理も不要で、業務に特化出来るのが特徴です。

今、まさにSaaS市場は盛り上がっています・・・
と言うのは新興企業や中堅所の会社でのお話です。

2020年、市場規模は9.7兆円に。日本市場も成長中
https://www.huffingtonpost.jp/entry/saas_jp_5c7650ece4b062b30eb94e9b

この流れは間違いなく、中小企業にも降りてきます。
と言うより、SaaS無くしては中手企業のデジタル化は進まないと確信します。

しかし、課題が無い訳ではありません。

SaaSやクラウドサービスの特性上
低額でのサービスを基本としています(薄利多売ビジネス)

なので、社内にそれなりに機能を理解して導入調整を行う人材がいない会社は難しいです。
メーカーから受けられるサポートは初期設定時のマニュアルやメール相談程度でしょう。

後は、サービスとしての無償お試しと言うのがあるので、試して見てからの導入ということです。

この際に救世主になるのが「ひとり情シス」の方です。

ひとり情シスとは(俗称)中小企業でたまたまPCが好きだったり、EXCEL得意だったから
社内でシステム担当になり、いつしかハード&ソフト管理から、PC系雑用係になり
専任ではない物の、担当となって頑張っている人

この様な方に「光が当たる時」が来ました。
・今までは便利屋として不平不満もあったでしょう
・古い企業体質で、システム投資など後回しの不満もあったでしょう。
・合理化提案しても聞いてもらえないこともあったでしょう

そのようなときには、現場担当を味方につけて
便利で格安(直ぐに導入結果や成果が出やすい)SaaSシステムの導入責任者になるのです。

汎用的なSaaSであれば、ひとりで悩む必要もありません。
ネット上には導入お仕方、トラブル対応諸々の情報が掲載されています。

このように「ひとり情シス」の方がいるだけで、中小企業に入り込みたくても
入れなかったメーカー側も糸口が見つかり大助かりです。

「ひとり情シス」は導入する側に取っても、提供する側に取っても
相互メリットの大きい内容です。

これを実現するのが「SaaS」になります。
「ひとり情シス」の皆さんチームを組んでコミュニティー作りましょう。