前回は「企業のRPAがとん挫するケーススタディ(事例研究)」を報告
今回は前回に続き今回は本質部分に深く切り込みます。

システムを使うのもつかさどるのも結局「人」です。

活かすも殺すも「人」です。
改革改善を進める上で、第三者のサポート(助言)は必須です。
しかし、実際に進めるには企業の中の人です。

推進役となるキーマンが推進者になるか反対派になるかです。

改革や改善を進める場合、ある一定の数で変化を望まない方がいます。
理由は様々です。
「変化対応が苦手な方」
「この仕事は自分しか出来ないと思っている方」
「この仕事を他人に渡すと自身の仕事が無くなると思っている方」
「小さな利権を持っている方」

この方々の意見(声)が大きいと難儀です。
それなりに力も持っています。
敵に回すと怖いです。

もっと厄介なのは、総論賛成各論反対
リスクや、やらない理由を述べるのが上手です。
(重箱の隅をつついても来ます)
結局、経営者はリスクを避ける傾向があります

これが小規模とかベンチャー企業であれば失敗を恐れずチャンスを与えてくれます。
しかし旧態依然の会社ではそうはいきません。

「失敗したらどうするのだ!責任は取れるのか?」
と前向きに改善を進めるのに、鉾先を変えてマウント取って来ます。

多分、本ブログの読者にはサラリーマンや行政、金融の方が多いので
「ウンウン分かる、分かる」と共感して頂ける方も多いと思います。

ではどうしましょう。
いなくなるのを待つか排除してもらいましょうww

これは早合点です、やはり味方に付けましょう。
それには社内政治だけでは難しいです

そんな時に第三者(よそ者ばか者)が必要になります。
私も含めて、旧職時代に多くの経験をさせて頂いて来ています。

扱いもww 心理作戦も心得ています。
何なら推進リーダーに抜擢して自身のいる場所を確保して
新しい勝負をさせましょう。

屁理屈に対しては理路整然とした理屈や必然性(世間では、とか周りでは)と
深層心理から攻めて イヤ 攻略して行きましょう。

この「人」を制すると、後の問題はテクニック論で誰にでも
簡単に進みます(今までは進みました)

具体事例まで出せませんが事例

・中堅企業の経営者からコンサル依頼、総務系業務を数人の女性が牛耳りオープン化も改善も進まない(本来なら自身で頑張ってと思いますが)
合理化可能性の分析依頼です。
現場ヒアリングの際、あからさまな拒否反応がバチバチです。
「この業務には改善しておりそれ以上の合理化はありません」と
…どうなったかはご想像下さい。 良い方向に進んでおります。

改善改革を行うのは「人」です。
決してシステムでは無いです
なのでシステムが遅れているのでは無く
人の管理が様々な影響を与えているという事です。

なので単なる「キーワード」に振り回される事なく
コミュニケーションを密に取り、属人化をなくす事。
又は危険と思ったらアウトソーシングか外部の力に頼る事

処方箋はここに行き着きます。
相談お待ちしています。