中小企業さま向けの研修や具体的提案のご相談をさせて頂く中で
現場のリアルと自身で感じる所を述べてみます。

中小企業の働き方改革でRPAは必要か?

この問題に直面しながらも、まだ半ばの状況です。

RPAとは「Robotic Process Automation /ロボティック・プロセス・オートメーション」の略語で、ホワイトカラーのデスクワーク(主に定型作業)を、ルールエンジンやAI(人工知能)などの技術を備えたソフトウェアのロボットが代行・自動化する概念、と定義されています。業務を代行・自動化するソフトウェア型ロボットを指します。

この魅惑の「キーワード」のおかげて
今まで見向きも(見て見ぬふり)されなかった、事務系業務に注目が集まり
現場の不満、経営者の期待がこのキーワードのり一気にバズワードになった感じです。

多くの中小企業経営者や現場担当とお話するなか

「RPA」と言う何か分らないけど何か期待できる言葉に興味深々ではあります。
しかし、本質を突いて深く探っていく中で「何か違う感」がよぎって来ます。

それで、表題の「マーケティングの目線で中小企業のRPAを考える」
改めて整理してみた次第です。

現場のリアル

100人以下50人位の中小企業製造業でのお話になりますが
今、中小企業は忙しいです。人手も足りません。

特に現場が忙しく、国内外派遣作業員も大量に雇用されています。
現場は分かりやすいですが、事務系業務も忙しいです。

しかし、事務系業務は特に属人化が進んでおり、長年の経験者や女性従業員(事務派遣含む)がルーティン業務と飛込み業務で毎日忙しく業務を進めております。

その様な環境もあり「忙しさ=労働生産性」の中で不足は残業で賄うと言う考え
ほとんどがこの様な中でのお仕事を進め毎日の忙しさが「当たり前」になり

属人化を産み、改善意欲も減退、目の前の仕事をこなすのが精いっぱい、OA知識もままならない・・・

この様な思考に陥っている場面を多く見ています。

その昔には改善意欲もあり上長提案した時期もあったでしょうが、上長や経営層が聞く耳持たない等も含む

その様な文化?会社の雰囲気の中で長年積み上げてきた方々に
いきなり「RPAだ」「業務分析しろ」「考えろ」は酷にも近い内容です。

これは現場の担当目線です。

経営目線では

いざ、コンサル入れて分析し進めて行きましょうとなり
社員「RPAツール 120万円、コンサル費100万円です」
社長「・・・」「パート社員入れた方が安いかな?」

この様に目先の効果に走りがちです。
これも現場のリアルです。

マーケティングの目線で中小企業のRPAを考える

ではマーケット目線からの中小企業の進め方です。

現場の課題
・お仕事が雑多で細分化されていない
・お仕事内容が分析されていない
・この仕事は特殊で私しか出来ないと思い込んでいる(私的感想)
・担当が長年培った一番合理的な進め方と思い込んでいる(私的感想)
・この仕事を誰かに渡すと自身がリストラされる可能性がある(私的感想)

経営者の課題
・システム費は費用対効果が見え難く、派遣やパートの方が効果ありと考える
・目先の利益を追求するあまりシステム投資の消極的
・二代目社長なので古参社員に意見が出来ない
・安くて効果が見えれば導入したい

ざっとこんな感じですが、これは中々闇が深く
社内だけでは解決出来ない複雑に入り組んだ課題です。

中小企業向けの良案は無いか?

答えはシンプルです。

一度、俯瞰で見て下さい。
企業がそれぞれ行っているお仕事の中で、自社オリジナルがどれだけ有るか?です。
専門の固有技術、親会社との機密事項とこれらは一歩譲り

そのほか
・出納書類であれば伝票系、行政への提出、発注
・従業員管理(出張精算、申請類、派遣管理)
・雑務(文書保管、イベント管理、慶弔管理
・在庫管理、棚卸、運送車両管理
・諸々

10社集まれば同じ様なお仕事をしている方が一社2名いれば「2名*10社=20名」 存在する訳です。
これが1社単位では無く、俯瞰で見たマーケット目線と言う訳です。

ここから落とし込む事により、中小企業向けの業務改善の案が出てくる訳です。

中小企業向けの業務改善案

10社集まれば同じ様なお仕事をしている方が1社2名いれば「2名*10社=20名」 存在する訳です。

ここを前提に考えていくと必然性が出てきます。

【案1】
・共通項のお仕事単位で、外注会社に丸投げ
【案2】
・共通項のお仕事を専門スタッフ(事務派遣)にて実施

RPA等で自動化するのはその次と考えます。
外注会社や事務派遣会社側でRPA化するか、システム開発で専用システム化するかこの辺が分かれ道になります。

様はマーケット論理でよく言われる
「ドリルを買う人が欲しいのは「穴」である」
合理化したい経営者はRPAでは無く、費用対効果で合理化出来れば良い

まとめ

中小企業向けの業務改善のICT利活用は、一社単位で考えずに
グロスで考え、SaaSシステムで導入する事でコストメリットが高くなる。

この様な目線で進めて行きたいと思います。
このネタは次回の経営者向けRPAセミナーのネタにして行きます。

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