前回は「対面型≒オンライン型」であり
オンライン型と対面型を同じ位置付けで語っても仕方なく似て非なるものとも考えられますについて書きました。
オンライン教育は教育DXの旗印になり得るのか?
今回のテーマは「オンライン教育は教育DXの旗印になり得るのか?」
になりますが、実際のところ私自身もゴールが定まっておらずフワフワとした
着地になりそうですがご了承下さい。
「教育や研修は対面型が主流でオンライン教育は主流になり得ない」
と言う一般常識と考えられていた世界に、コロナと言う外圧において
「オンライン教育と言う新たな選択肢も必要」と大きな変革を迎えた。
しかし、GIGA教育にしかり、オンライン授業にしかり
全てが過去の対面型の単なる焼直しで画面を通してだけの……
本当にデジタル化の恩恵でDXとなったのか?と問われると
「???」だけが残ります。
以前、こちらで書きましたが
社員教育を一つ取っても欧米と日本のスタイルは大きく異なります。
日本社員教育:効率性や品質性を高め社員のスキルアップを高める前向きな教育
欧米社員教育:サービス業など特に顧客との訴訟リスクもあり、訴訟回避を目的とした
マニュアル化教育
この様にスタート地点で違いがあります。
そこから紐解くと、欧米は必然性からのスタートで日本は一見前向きですが現状維持でも問題は無い。
そうなると、積極的に進化をするのは欧米型の教育制度になります。
そこにオンライン教育がマッチしたイメージです。
日本は少し目標が曖昧(効果が見えにくい投資)になるので、大きな変革「教育DX」につながり難い
ここから結論付けるのは少し安直ではありますが
・日本向け社員教育は現行のトレースで良いのかも
・数年後の欧米型に変わる時を待っての対応で良いのかも
提案
日本型の社員教育に関しては、仕組みの特徴を活かしたハイブリッド教育がベスト
オンライン型:詰込み式の知識累積として活用
対面型:オンラインで基礎知識を付けた前提でグループ討議として活用
個人主義よりも意見調整を好む日本人的な発想文化ではオンライン討議には
まだすこし時間はかかりそうです。