漠然と考えている事を言語化してみます。
「以前に比べ、キーワードの質が変わっている」
ブログ好きな言語オタクですのでかなりの「キーワードウォッチャー」で
気になるキーワードを片っ端から調べる「ググる」のが大好きな少し変態です。
そんな「キーワードウォッチャー」の目線から感じた今と昔です。
今と昔で大きく変わって来ている「キーワード」の内容ですが。
昔(10年から20年前頃)のキーワードはどちらかと言うと「単体」とか「具体的」なイメージで。
説明側のWikipediaやGoogle検索でもシンプルに端的な解説が出来た内容が多い印象です。
・これはこの様なサービスを指す
・横文字キーワードを日本語に訳しても理解できる
良く突っ込まれたのが「横文字や3文字キーワードにしないで日本語で言ってよ」
この様な場面に多く出くわしていました。
最近の印象としては
「日本語にしても詳細説明しても概念で表されるために何を表現しているかわからない」
こんな感覚って無いですか?
・大掛かりに括ってキーワードに集約
・英語を日本語に翻訳しても余計にわからない
・概念なので人によって解釈が異なる
キーワードも昔は「単体」であったのが最近は「概念」に移行しており
説明や定義が非常に難しくなっています。
この変化の根拠はまだ見出せていませんが、間違いなくこの方向には進んでおります。
これは何を意味するか?
デジタル用語で有ればキーワードによる分断です。
これは昔からあった事実ではありますが、特に最近は顕著です。
ここのブログでも揶揄的に「おじさん」表現を多様化していますが
(どの年代からがおじさんの定義かは別です)
明らかにこの「キーワード」のおかげで分断や知識格差が生まれています。
おじさん世代は「キーワード」を自身の過去の事例に重ね合わせて知識と経験の中だけで判断します。
なので自身の知識を超えた瞬間に「シャットダウン」の思考停止ボタンを発動します。
基本は真面目(かつ不器用)なのかもしれません。
特にエビデンスは無いですが詰込み教育の結果なのか?
ではもう少し若い世代についてですが
多少の色眼鏡で見た際に「キーワード」の概念をサクッと理解して。
過去の経験や事例とは関係なく「この様な考え方ね」と表面で理解して、そこから興味の分野を掘り下げて行く。
このような感覚と捉えています。
・真面目で不器用な方ほど固定概念に縛られ、現在の「キーワード」に苦手意識を持つ人(本質の理解を求める人)
・適当に(良い意味での適当)表面を理解して、特に固定概念に縛られないので「キーワード」に対してもアレルギー反応を見せない人
こんな分析ですが共感していただけますか?
そこで、ここからの本題の「デジタル教育」の部分です。
今回の分析が正しければ
真面目で不器用なおじさん向けには、詳細では無く表面を理解していただく。
理屈では無く「こんな世界もあるよ」「こんな感じで進んでいくよ」的なSF物語風に考えていただく。
違う世代や若者への教育は「表面的に理解した内容に意味付けした深い理解」の逆張り的な指導が有効と考えます。
・固定概念に凝り固まったおじさん世代には「理屈は抜きに表面理解」
・固定概念に凝り固まる前の世代には「表面に対して深掘りした理解」
これが理想形の教育内容になると思います。
国を上げての「DX推進」「デジタル化」方針
このタイミングで多くの関連セミナーの依頼も受けております。
同じ伝える内容も、受講側の立場に立って理解を深めて行ければ
明るい未来は待っていると思います。
そんな思いも込めて「おじさんデジタル講座」として記事を書いております。
苦手意識を払拭するためにも、もっと適当に良い塩梅で「キーワード」に付き合って行ければ良いですね。
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