介護系のお仕事をしている方からの現場の声をお聞かせ頂きました。
超高齢化社会「介護系の人材不足は深刻」
と良く聞くフレーズで
「そうなのだろうね、今後もっともっと多くなりこの部分は大きな社会問題だね」
と安全に刷り込まれていましたが
もう一つの側面があるとの事でした。
現場には人がいないのでは無く、制度がこの様な状況を起こしている
と言う論点でした。
「エッそうなの?」と思いましたが
介護系の財源は介護保険料と公費(税金)が投入されており
行う処置行為(介護の内容)に寄ってポイント加算され
そのポイントによって保険料が事業者に支払われるとの事です。
鋭い人ならここで理解できますよね・・
と言う事は「介護の介添の方」の人数やサービスの質と言うより
介護される側の介護内容によって、ポイント(収入)が変わってくると言う事
なので「介護の介添の方」が3人で行おうが、5人で行おうがポイントは変わらず
そうなると、人手をなるべく少なくして利益を出さなくてはならないのも経営者の性
ここに過重労働の闇が含まれるわけです。
この末路が「少ない人数で過重労働」「疲弊」「離職」・・・
この負のスパイラルが冒頭の「介護系の人材不足は深刻」につながるそうです。
「完全な制度不良ですね」と声高に言うのは簡単ですが
保険料や税金で賄わなくてはならない制度、減る収入、増える高齢者
簡単な問題では無いですね。
今できる事はテクノロジーで現場負担を少なくするアイディアしか浮かびません。
しかし、これも簡単ではない技術・・・
でも皆で考えて行かなければならないのも事実
自分の親世代・・次は自分