矛盾に矛盾の重ねで、一周廻って正解になりますが。
システム屋がシステムを売ってはいけない理由です。

ここで言う、システムを売らないとは開発をしないとか販売をしないとかでは無く
優先順位としての売る事が目的では無いと言う意味です・・・あしからず

解り易く、企業向けのIoTシステムを例に取り解説します。

システムやIoTは手段でしか有りません。
弊社も含め、世の風潮としてはこの手段を目的としてゴールが曖昧になっています。

確かに、IT化やIoTはバズワードでは有りますが
本質的に根付かないのは「ここ」に問題が有りそうです。

投資に対する明確な回答が無いからです。

先ず、投資してその中から効果を見出しましょう・・・

過去にはこの様に進めながらも進んで来た成功体験がIT業界には有りました。

PCやインターネットの繁栄が良い例です。

何に役に立つか?不明確なまま導入し知らぬ間に世の中を席巻しています

しかし、IoT化はまだまだこのレベルに進化するには時期尚早なのかもです。

こんな事例から

「設備稼働率をIoTでモニターし設備保守や経営課題に役立てましょう。」

何となく耳障りは良いですが具体的な目的に言及していませんね。

そうなんですよ、全ての方がこの例にあてはまる訳では有りませんが
多くの経営者や担当はこの様な漠然とした敵と戦っています・・

設備保守や経営課題の解決策が見えているなら既にやっています。
IoT以前の問題です、この課題内容と方策が明確になっていない事が

物事を漠然としホンワリ感を醸し出していて進まない一因です。

 

そこで、本題に戻します。

経営者はIoTが必要なのでは無く、この課題に関しての解決方法が必要なのです。

俗に言う「ドリルを買いに来た方はドリルが欲しいのでは無く穴を必要としている」

経営者はIoTやITを必要としているのでは無く「穴」の問題解決の答えを探しているのです。

そんな中に「IoTセミナー」と銘打ってシステムコンサルやIT専門家が前に出ても

「結局答えは?」「それって手段?目的?」「何か美味しいの?」

これが今の現状です。

 

お互いが少しずつボタンを掛け違え、思い込みで物事を進めてしまいます。

経営者の立場「システム屋は我々が課題としている解決策を提示してくれる救世主」
システム屋の立場「経営者は経営のプロだから自社の課題を明確に認識している知識人」

この「~してくれる」期待がずれたまま並行線をたどります。

そこで、必要になるのがその間に入る「教育、啓蒙」になります。

経営者「経営のプロでは有りますが、社業の全てのプロでは有りません」
システム屋「システムのプロでは有りますが、経営全般のプロでは有りません」

経営コンサルやカイゼンインストラクターがこの隙間を埋めてくれるのです。

装置の稼働率を「見える化」すると何に役立つのか?
・設備投資の指標に役立ち最適投資が可能になる。(無駄な投資が無くなる)
・作業効率の指標に役立ち作業性が上がる。(最適な人員配置も可能になる)
・設備保守の指標に役立ち設備技術の向上に繋げる(設備メンテの社外流出金の抑制)

先ずはこの様な、明確なゴールの策定を提示し
そのための指標作りを明確にして小集団活動を実施。

そこで成果の活動が見える項目、すなわち費用対効果が見える内容を「見える化」する。

その手段として初めてIT化やIoT化を議論する。

その際に必要となるのが「システム屋」です。ここが出番・・

「目的」&「手段」が揃ってはじめてIoTが進みます。

仮にそのようなセミナーを開催する場合にも
「IoTセミナー」では無く

「目的」&「手段」の二本立てのセミナーが有効になります。

「目的」:第一部「設備稼働率から読み解くカイゼンのいろは」
「手段」:第二部「中小企業の身の丈IoT、最初の一歩」

この様な事を進めて行こうと考えています。

必要とされる協会や業界の方いらっしゃいましたらお声かけください。