デジタル人材育成「DX推進リーダー育成講座」を担当する事になり資料や頭に中を整理しています。
前回はDXを語る上での「アプリの民主化」についての解説を行いました。

最終章に入ってきました少し趣向を変えての内容になります。

デジタル人材育成は万人に必要な要素なのか?

少し身も蓋も無いですがデジタル人材育成においての「興味の有無」は大きく影響します。
デジタル技術云々よりも何かを作り上げたり組み立てる事の好き嫌いの性格でも違ってきます。

性格起因から層別して見ます。

最近はあまり見かけなくなりましたが「プラモデル」って覚えていますか?
あらかじめ部品別に分けられたモノを設計図(説明書)に従い組み立て行くモノです。
子供の頃は自動車やお城など組み立てた事もありました。

このプラモデルから見た性格を現在のデジタル関係に落とし込んで見ます。
あなたはプラモデルは好きでしたか?

①大好きでよく作った(塗装や部品加工までした)
②作った事ある(完成まで)
③途中で挫折した(途中で面倒になった)
④嫌い、めんどくさい

幼少期のあなたはどんなお子さんでしたか?
プラモデルはモノ作りなので直接デジタル関係には結び付きませんが
①から④の層別には関連性がないですか?

①大好きで、応用まで研究したい
②マニュアルを読んで導入まで行う
③途中で挫折
④興味なし

この辺で社内のメンバーにアンケートを取ると面白そうです。
ここから勝手に性格分類して見ると

①好奇心旺盛、チャレンジャー
②マニュアル通りにキッチリこなす
③興味や前向きではあるが挫折:サポートがあれば進む
④興味なし

これ分類がどの位の割合なのかは定かではありませんが
③④のボリュームが大きいのではと予想出来ます。
①が全体の10%、②が20%、③が30%、④が40%と勝手に予想

ここから紐解きますと
お国が積極的に進める「デジタル人材育成」や「DX人材育成」において
①は自ら興味ありで高みを目指す(勝手に進むタイプ)
②育成に積極的に興味を示す
③ここの層が対象
④笛吹けども踊らず、別の事に興味あり

④が決して悪いとかでは無く、今回の内容に興味が無いと言う意味です

お国が進める「デジタル人材育成」や「DX人材育成」のターゲットが明確になりました。
後は会社からの働きかけや、本人の興味を削がない事です。

この③層の方に丁寧に人材育成を働きかけて②に近づけて行く事で
約6割程度のデジタル人材が誕生する訳です。(あまりにも単純計算)

そうして残りの④の4割のデジタルには興味(苦手意識)は無いが
他の事に優れている方(問題意識を持っていれば尚可)と連携を組めれば
最強になるのではと言う目論見です。

まあそんなに甘くは無いでしょうが
近からず遠からずって感じでは無いですか?

要は興味無い方にいかに煽っても無駄であり
興味はあるけど進み方がわからないと言う方に向けて進める事が
近道であるという事です。

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