「まちの総務」として地味に活動しておりますが
目的の一つが「共助の世界、プラットフォーム」になります。

基本コンセプトは「あなたの困ったは既に解決出来る誰かがいます」になります。
仕事からプライベートまで人には様々な悩み、困りごとがあります。
そんな時にそっと寄り添って良い方向に導く誰かがいると助かりませんか?
前回は「牛屋さんの共助モデル」を紹介しました。

中小製造業での設備保守の共助モデル

今回は中小製造業での設備保守の共助モデルの紹介です。
これはまだコンセプト段階で地味には動いていますがまだプラットフォーム化までは
進んでおりません。

中小製造業での設備保守の共助モデルとは、複数の中小製造業と契約して設備保守のプロが
設備の管理をサポートするイメージです。

このモデルの着想も過去の原体験からあります。
大手企業などでは人員も技術者も豊富なので、製造メーカーなどで有れば
設備技術や設備保守など設備の専門部署もあり、その中に設備メンテのプロが存在します。

設備メンテのプロとは、設備が故障した場合に設備を分解、組み立てを行い
時には電装品のハンダ修理や中古機械から部品を取り載せ替えたり
改造したりして設備の管理を行っております。

車の修理工場を思い出していただけるとわかりやすいかもです。
メーカーも車種も違う車を修理してしまうプロ集団です。

この様な人材は、大手企業では活躍の場もあり修理だけにとらわれず
設備の保守メンテなども行い管理しているのが普通です。

中小製造業に目を向けて見ます。

人員規模的に現場作業者はいても設備メンテまで管理出来ている会社はマレです。
多くが「故障=メーカー対応」に頼らざるを得ません。
これが、購入後数年設備で有ればメーカー保証などもあり対応可能ですが
多くは数十年使い続けた古い機械設備で生産しております。

では対策は?ここが共助の世界ポイントになります。
規模的に人員(専門家)を教育して組織化するには難しい企業向けに
専門家集団を組織化して、各企業の設備サポート別部隊を結成するのです。

【疑問その1】設備のプロはそんなに簡単に集まるのか?

そんなに簡単ではありませんが、確実に存在はします。
例えば大手の設備技術を経験したOBなどです。
装置の種類も多いので最初は戸惑うかもですが
マシン機構を理解(経験)すれば基本構成は一緒なので可能です。

先ずは数名で組織化して、経験モデルを積み上げて行きます。
軌道に乗れば企業OBのセカンドチャンスにも活かせそうです。

モデルとしては

  • 先ずは5〜10社位で契約して設備プロ集団の給与を確保します
  • 対象設備を選定して、定期メンテ訪問を実施します
  • マシン性能を理解した後にIoTを導入し設備監視を行います
  • トラブル時に駆けつけてトラブル対応を行います。

以上を複数社と月額契約して安定化を図って行きます。

  • 契約企業側は少ない持ち出しで設備保守外注化で安心を買います
  • 設備技術者は安定的に事業継続が出来、企業OBなどのセカンドキャリアが活かせます

いかがですか?
実現に向けてのご提案

でも現場の声として「色々な設備やメーカーがあるけど全部対応できるの?」
この辺について次回解説して行きます。