面白いブログ記事を見つけましたのでリンク紹介と共に少し掘り下げて見ます。
アメリカの丸亀製麺から考える日本でDXが進まない本当の理由
https://blog.btrax.com/jp/japan-dx-challenges/
要約しますと
お馴染みの丸亀製麺の海外店(サンフランシスコ)のお店に行った際に、やたらと従業員が多い事に言及。
「従業員がめっちゃいる。列に並んでいる客と同じぐらいに。そして、それぞれのスタッフが “一つ” の作業しかしていない。」日本で有れば数人が掛け持ちしてマルチタスクで働くが、欧米ではそれぞれの工程で分業作業にで割当業務以外は行わない。
働いている方からすると「こんな安い時給なんだから、一つのことしか出来ない」と感じる金額であるため、アメリカでは、飲食店のバイトに複雑なオペレーションを任せることは稀である。
この様な内容です。
これを見て、日本人の感覚と諸外国の感覚?国民性の違いを改めて感じた次第です。
フムフム
そもそも、アメリカ人は単純作業(丸亀製麺でのオペレーション)でも複数作業は出来ず
日本人は当然のように複数オペレーションは普通にこなしていますよね。
「やはり日本人は優秀だ」と言うのはここでの本質論ではありません。
日本人のマルチタスク(複数オペレーション)故に、自動化やデジタル化が
進まないと言う根本的な問題提起です。
逆説から考えると
- シンプルな作業しか出来ないアメリカ人
- うどんを提供するにも一杯のうどんに12人
- 人件費が高騰(機械化や自動化をした方が安い)
- 革新的な自動化が進む(進まざるをえない)
この様なロジックが考えられます。
日本人は元々真面目で勤勉(多分?)器用なので
- 安い給料でも複雑な業務をこなしてしまう
- 経営者は安心して任せる
- 革新的な自動化などは関係無い
良くも悪くもこれが現状であるのは「火を見るよりも明らか」
この考察をもとに「ではどうするか?」の解は持ち合わせていませんが。
文化の違いが「デジタル化のスタート位置」の違いになっているのは明らか
この話題は「デジタル通貨の遅れ」問題にも共通します。
貨幣に信用が薄いとなりの大国(C国)などは一気にデジタル通貨が進み
現金安全神話の日本は周回遅れで進んでおります。
アメリカ: 時給が高い割にはパフォーマンスが低い
日本: 時給が低いのにパフォーマンスが高い
ここから見えるのは
「日本はDXを推進する理由が薄い」が結論ポイです。
日本独自の方法を考える必要があるか?いつまでも諸外国の事例をマネて行くか。
そんな事を考えさせられる情報でした。
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