現在、DX研修用の資料をまとめていますが
様々な資料を確認しながら読み解けば読み解くほど深みにハマり
方向性に迷いが出てきます。

「まちの総務」のお客様規模での現場ギャップ感

まちの総務のお客様規模としますと100名前後からそれ以下の企業規模になります。
この100名規模と言うのが結構重要なキーワードになります。

自社内に「IT専門部署」を含めた経営戦略的な組織体制を作れる境目です。

150名以上の規模の企業になりますと「IT専門部署」(名称はそれぞれ)が設置されて
担当管理職、部員、又経営層に近くなり比較的経営戦略的な活動も行い
予算から運用ルールまで進めている傾向です。

100名前後の製造業の場合は少し事情が異なります。
規模的に予算的にも専門部署設置まではもう一歩です。比較的総務部門に近い所に兼任で
PC好きな担当者に「OA担当」を任せるイメージです。

このIT専門部署とOA担当とは似て非なるもので
後者は特に権限や職制も無く単に「社内PC担当」と言う役割です。
しかも職務範囲が決まっている訳では無くPC調整、サーバー管理、現場Help対応雑務一般までです。
しかも兼務ですので責任は無いけど忙しいと言う負のループ

この様な企業規模が結構多いです。
経営者や上司も担当に気を使い「出来る事だけやってもらえば良いよ」
的に一見優しそうな悪魔のささやき
これが結構ダメージで、他の方には届きません。
「これ見て」「繋がらないのだけど」「壊れたけど」に対応せずにいられません。

そんな企業や担当者に「これからはDXだ!」は響くはずがございません。
この部分のギャップが埋まらないと言う悪循環です。

一足飛びに違うアプローチが必要か?

「まちの総務」的なアプローチです。
1社1社の対応では無くIT担当業務を各社一斉にサポート出来れば
目先のIT担当者(OA担当)業務が楽になると思いませんか?
しかもコミュニティが出来れば「ひとり情シス」にプレッシャーからも解放されます。

社内でやる事、外部サポートに委ねる事、コミュニティ活用する事に分けて対応します。

・PCキッティング作業

理想は新PC移行時にスマホの「データ移行」の様なアプリが出来て自動でデータ環境コピーが
出来れば最強です。
でなければ、移行マニュアルです。基本環境の移行は各社同じでネット環境、メール、システム
環境設定位になるので先ずはマニュアルで他の方に任せて行きます。
この際、マニュアル作るのは面倒…派もいますがここは得意な方に任せましょう。

・サーバー環境

これも結構大変な作業にはなりますが、定期的なバックアップ確認等はありますが
通常時では入替等がなければさほど業務量は多くありません。
出来る限り、シンプル構造(NASやクラウドサービス)を選択していきましょう。

・社内Help内容のポータル化(ナレッジ化)

ここはまさにPC担当者のメイン業務です、PC系の問合せの約7割は結構共通の内容です。
1社1社のナレッジでは無く、集めてFAQにしたり対話型AIに回答を任せます。
これは直ぐにでも出来ますね。

・共通マニュアルの整備

属人化や継承制の問題の根底にはマニュアル化問題があります。
多くの企業や担当にはこれが面倒…と言う感覚があります。
これを仕組み化して共通出来るものと個社独自のものに分けて整備します。

外部サポート活用

・組織体系のFC化(ここには議論余地がありますが)

運用面の共通化、セキュリティポリシーや運用ルール化は標準化が可能です。
他社事例も参考になります、共通ルールを定義していきましょう。

・コミュニティの活用

新ツールの検討評価時に他社事例も参考になり安心感にも繋がります。
IT担当のお悩み相談も可能です「あなたの困ったは既に解決出来ている方がいます」
相互共助でサポートし合いましょう。

これが「まちの総務」の考え方につながります。
先ずは担当者の目先の業務量を軽くして、自社の体制作りに専念していきましょう。
そしていよいよ本丸の「DX組織強化」への第一歩が始まります。