今回はキーワードの説明と言うよりも
そのキーワードが目指す事が本当に良い事なのか?危険なのか?
この辺について考えてみます。
先ずは簡単にキーワード説明から
DAO(Decentralized Autonomous Organization)は日本語にすると「分散型自律組織」となり
Wikipedia
ブロックチェーン上で世界中の人々が協力して管理・運営される組織のことです。
DAOの特徴は以下の通りです。
- 中央管理者がおらず、参加者同士で管理
- 透明性が高く、誰でもソースを閲覧できる
- 誰でも組織に参加できる
Web3.0とは「次世代インターネット」とも呼ばれており、2018年頃から始まった比較的新しい概念です。
Digital Shift Timesより引用
現在、私たちを取り巻くインターネット環境は、Google・Amazon・Meta・Apple・Microsoftの5大企業に独占されています。つまり、インターネット上でやり取りされる個人情報は、特定企業によってコントロールされているわけです。中央集権的なインターネット環境では、プライバシーの侵害だけでなくサイバー攻撃を受けやすいという問題点を抱えています。これらの問題点を解決するために登場したのがWeb3.0です。
ここでは難しい技術的や細かな説明と言うよりも
それぞれの基本は国や一企業に牛耳られた中央集権の世界から解放され
個々(民衆)がそれぞれ独立し、かつ安全性を民衆が担保出来る世界を作っていきましょう♪
DAOとかWeb3.0が目指す世界はこの様な解釈になると思います。
表向きを見ますと、素晴らしい考え方で
世界が平等になり、民主的な方向に進む感じと歓迎ムードではあります。
私自身も………戦時下の事実を目にする前までは。
もし今回の様な独裁国家がこの制度を悪用したり
ハッカー集団が乗っ取りを行ったり
国単位の経済制裁が出来なくなったら(中央集権で無くなる)
中央集権的な国を超えたりする内容になり
正義の判定も悪の判定も個々に委ねる事になり
プロパガンダ的な思想に流される可能性も否定できません。
本当に中央集権では無く、民主化が理想なのでしょうか?
管理者がいないと言う事はこう言う事です。
では管理者がいれば安心か?これも現時点では答えはありません。
技術面や環境面は揃って後は具体的な実装段階に入った
新たなインターネットの世界観。
あまり浮かれてばかりのお花畑案だけではなさそうです。
新たな支配者が現れずに公正で公平な世界を目指す…
何が公正で何が不公平なのかの議論も必要になって来たと感じる次第です。
ーPRー