お客様先のシステムコンサルのお話を進める中、良く問われる質問で
質問「#kintone と #Salesforce どっちが良いの」があります。
今話題のノーコードツールの二代勢力なのでこの様な質問は理解出来ます。
この比較記事はググれば結構出てきますので、テクニカルな解答はそちらをご覧下さい。
と言う丸投げですww
ここではもう少し踏み込んだ内容について知見を活かして深堀します。
先ずは製品システムの概要からです
kintoneとは、サイボウズ株式会社が提供している、Webデータベース型の業務アプリ構築
Wikipedia
クラウドサービスである。
Salesforceとは、セールスフォース・ドットコム社が提供する、全世界で15万社以上の企業が
導入している統合CRMプラットフォームです。中でもSales Cloudは世界No.1のSFAとして
有名なツールです。
世界規模で言うとSalesforce、国内で言うとkintoneなのかと思います。
すいません正式なエビデンスは無いです
どちらもこの業界では老舗の貫禄があり、今流行りのノーコードツール開発のプラットフォームと
言う位置付けです。
なので一言で言えば「目的達成のための手段」として見ると大差は無いと言う元も子もない
回答になりますが、実は製品コンセプトのアプローチ方法が真逆と言う部分を解説します。
同じ目的を持ってしても製品アプローチが逆と言う事実
先ずは両製品の共通項としては、今までので専用のシステム構築は、システム設計、プログラム開発、
デバッグ、導入と一連の専門家作業を経て導入と言うのが一般的でした。
これらを柔軟なパッケージにして変更がユーザー側でも行える、プログラム開発の敷居を下げた製品
になります。素晴らしい内容ですね。
製品アプローチの違いとは
先ずは製品の立ち位置から整理します。
①業務の効率化にExcelを利用してVBAマクロを組んでシステム化
これと対極に
②システムエンジニアがプログラム開発を行いシステム化
この間に位置するのがkintoneでありSalesforceです。
その製品アプローチと言うのが
- Excel寄りからノーコードツールに近づけたkintone
- プログラム開発側からノーコードツールに近づけたSalesforce
もう少し具体的に言いますと
- Excelを活用して作った仕組みを、もう一歩脱皮して便利に近づけて行けるのがkintone
- 専用システムを言語開発を行わずにシステム構築を行えるのがSalesforce
これらをまとめると
- これからシステムエンジニアを目指す人向けにkintone
- システムエンジニアが開発効率を上げて行くのにSalesforce
この様なシステム自体のアプローチが真逆から来ているのが特徴です。
ここから整理しますと、Excelマクロを使いこなし、もう一歩成長する方がkintoneを使い
もう一歩エンジニア志向に進みたい人、企業向けにSalesforceを選択する。
ある程度のスキルがあり、社内体制が出来ている中堅以上の企業向けがSalesforceで
これからデジタル人材を育てながらデジタル環境を整えて行く中小向けがkintoneに
なろうかと思います。
以上の様に求めるゴールは一緒でも、ターゲットや現行スキル、社内体制含めたアプローチの差
と言う訳です。
最後に1番大切な事
誰でも簡単「ノーコードツール」と言う営業トークを鵜呑みにするのは行けません。
あくまでも知名度アップとか技術的敷居のが低くなったツールと言う認識をお持ち下さい。
そのためにシステムを組み込み社内で認知され導入するためには基礎知識も必要になります。
そんな企業さま向けに「デジタル推進サポートプログラム」のご提供を行なっております。
一緒に「デジタル化環境底上げ」と「デジタル人材の育成」を進めて行きましょう。
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