システム開発の現場って分かり難いですよね。
内容はブラックボックスで開発費用も曖昧で、髙いのか安いのか?
中小企業様の社内管理システムをモデルに開発現場を裏側からレポートして見ます。
何回の連載になるかは分かりませんがユルリと更新して見ます。
第一回目は、システム開発の受注まで・・です。
弊社はまだまだ駆け出しのために、積極的な営業活動はしていません。
Blog発信やたまに地域の関係団体のセミナー講師を行う位で
今の所は、口コミ紹介での受注がメインです。
最初のスタートは
「古いシステムで困っているのだけど出来る?」
約7割方は過去の資産の再構築や今困っている事の解決です。
残りの3割位が
「こんな事やりたいのだけど出来る」
自社の合理化に向けた前向きな投資です。
比較的進みやすいのは、既にイメージや実績が有る過去の資産のリニュール案件です。
仕様は固まっていますので、多少のアレンジと新技術を盛り込みます。
後者は新規の案件ですが、こちらは一から作り上げるので大変では有りますが
システム屋冥利に尽きる一番燃える・・案件です。
この二つを分けて整理して見ます。
一つ目の過去の資産のリニューアル案件です。
当然、ソフトもハードも時代と共に陳腐化して行きます。
この様な案件の場合は、お客様要望は出来るだけ現状を維持して経費を抑え
システムの入替えを要望されます。
新規の追加案件は予算の関係上難しい・・・との理由も有るようです。
システムの仕様設計的には比較的進めやすいです。
既に、運用やインプット内容、アウトプット内用が明確です。
多少のDB構成の変更は必要になりますが、想定の範囲内です。
追加案件が少なければ、費用工数の洗出しはし易いです。
「ハイ、お見積りです」と提案させて頂きます。
お客様
「・・・」
ハイ了解です、とは中々ならないのが最近の流れです。
ここで悩むのが、世の中の汎用的に販売しているソフトの比較です。
当然ですが、オリジナルの開発よりも汎用的に販売しているソフトの方が格安です。
まあ、色々な落とし穴も有りますがここでは控えます・・
経営者の悩みは当然ですね。
「リニュール」案件とは、今ある物の置換えです
費用対効果的にはそれ以上でもそれ以下でも有りません。
壊れない限りは出来るだけ今のまま使いたい
弊社としてはこれ以上のゴリ押しは出来ません。
お客様の判断待ちです「機が熟すのを待つ」だけです。
こんな感じでの仕掛り案件を多数抱えています。
続く