システム屋の立場からこんな仕組みが出来たら良いよね。
と言う内容を公開しておりますが、今回は少し趣向を凝らして
弊社レベルでは出来ませんが「こんな仕組みが展開出来れば多くの方々が助かるよね」
こんな目線でのシステム化のアイディアです。

大病院での院内オペレーションシステムのSaaS化(地域病院への展開)

現在、マイナンバーカードと保険証融合で、地域のお医者さんなどではシステム対応に
追われていたり、対応が遅れたりしております。
原因は様々ですのでここではこの話題には触れずに

少し違った側面からのシステムアイディアです。

先日、たまたま検査があり大病院を訪れた際に気付きましたが
最近の大病院ではシステム化が進んでいますね。

初診の場合の対応、再診の場合の対応で窓口が違い。
再診の場合は前回の予約状況がシステム化されており、入口の機械に診察券を入れると
当日の予約状況から何を何処で行うかの指示表が印刷されます。

その指示に従い、検査や検診を順番に「アルファベット順」に流れて行くと終了
最後は支払い用機械に診察券(カード)を読ませると会計が出来て領収書と診察内容
処方箋が印刷されてご帰宅です。

この辺の一連の流れが院内で患者情報が共有され入館から退館までがスムーズに運びます。
まあ当然と言えば当然ですが、予想するにこの規模のシステム開発はうん千万円から
数億万規模ではないかと想像します。

さてそこから地域の開業医に目を向けます。

流石に大手病院と同様のシステム導入は無理でしょう。
しかしながら、どちらにしても患者が多くて忙しい医療関係者です。

最近の小児科などでは比較的、患者も子育て中のお母さんなのでシステム化の
一部は進んでいて、予約がネットで出来て、自宅で予約して時間の数十分前に
連絡が来て受診するような仕組みも増えて来ているようです。

しかしながら、高齢のお医者さんや高齢の患者が多い地域病院などでは
まだまだ昔ながらの「病院に出向いて予約を取り、待合室で順番を待つ」
「電話で予約して予約時間に訪問」これが主流派ではないでしょうか。

ここでシステム化のアイディアになりますが

大病院で運用している「既に確立した大掛かりなシステム」とは一線を画し
格安の医院予約ミニ版が出来ないのか?と言うアイディアです。

具体的なアイディアとしましては
大病院で使用しているような大掛かりな仕組みは不要です。
電子カルテには進みたいですがこれは大きなハードルになりそうなので
これは一旦保留にします。

初診の場合はクラウド上の病院システムにログインします
・画面上の診察空き時間を探して、その時間に予約を入れます
・その時間に病院を訪れます
・再診の場合は前回の予約時間に訪れて、チェックインします

・時間通りに診察を行い、再診の場合はスケジュール画面を見ながら次回の予約を入れ
・診察が終わりの場合は終了です
・その後受付でお支払いして完了

ここまで言うと何て事はないですが、予約システムをSaaSの仕組みにして
汎用的な簡便化を図れるのではと言うお話です。

イメージとしては、美容院などの予約システムと一緒です。
リクルート社のホットペッパービューティーなどです。

しかし、デジタル化となると「デジタルが苦手な高齢者が置いていかれる」の批判や
「高齢のお医者さんなどが反対する事」も想定出来ます。

なので、デジタル予約との併用でも問題はありません。
あくまでも利便性を享受したい「顧客(患者)が主役」に寄り添うイメージです。

もう少し突っ込んで言いますと、大病院であっても高齢の患者さんは多いです
多少の混乱もあったかもですが既に実績もあります。デジタル好き嫌い関係無く
必然的に使っています。
この辺からも導入の敷居は下がりつつあります。

後は何らかの法律的な縛りについては分かりませんが
大手メーカーが格安で汎用的なクラウド型SaaS予約システムを提供する事で
多くの恩恵が受けられるのではと思う次第です。

これらは既に有るかもですが、大手が汎用的に格安で提供しサポート体制
(導入サポート含む)までセットで進めれば地方のお医者さんに便利に進むのではと
思う次第です。

様々なシステム乱立では無く、エースの存在が待たれます。
システム屋としては多少無責任「ならお前がやれよ」な他人事内容にはなりますが
システム的な仕様内容よりも、規模予算&広報能力の長けた大手が進めるべき案件です
マイナンバーも含めた国の後押しも必要になるかもですね。