在庫を極力持たないトヨタのかんばん方式(JIT)は
生産管理のお手本のようなモノづくりの先生でしたが
ここにきて少しほころびが出てきている。
今までの自動車作りはメーカーを中心に
部品メーカーまで一つのサプライチェーンが構築され
メーカーの監視下でコントロールが可能な特殊な産業構造でしたが
EVシフトや自動運転、安全制御のコンピュータ化に向けて
なくてはならない半導体部品
この分野のサプライチェーンまでは組み込めてなく
これらの部品に今まで築き上げたJIT計画の全てが影響している状況です。
高品質、短納期を求める自動車業界
民生用でコストダウンを狙う半導体メーカー
今や、半導体メーカー側(主に外国製)にキャスティングボードを握られています。
だからと言って「では自前で」とはいかないのもこの分野
世界戦が始まっています。