「キーワード」は魔力

コンピュータ業界とか関連マスコミ含み、キーワード化が好きですよね。

実はこれには裏があり、言葉で説明すると複雑な内容を

概念と捉え「ワード化」で括る事で、言葉が独り歩きし

具体的な内容(ここまで知る必要もないですが何となく多くの人に知ってほしい)

そこでやんわりと概念を「ワード化」する、そうする事で

言葉が独り歩きはじめ、目にする機会が興味の薄かった方にまで届いているのです。

これが分かりそうで分からない「キーワード」の魔力なのです。

と言う事で「SaaS」なども典型的でしょう。

SaaS(Software as a Service)とは、事業者がソフトウェアをインターネット回線経由で提供し、利用者が必要なときに必要な分だけ呼び出して利用するような形態、あるいはそのソフトウェア自体を指します。

Wikipedia

何のこっちゃと言う感じですよね。

乱立する同意語が混乱招く

同じような意味で「クラウド」「ASP」「Webサービス」「アプリ」と様々で似たような事もあり

余計に分かりにくくしています。

ぶっちゃけて言いますと、全部一緒と括って問題は有りません。

あくまでもサービスを提供する側の問題で

ネット上のシステムで「セット販売ですよ」「単体販売ですよ」「無料ですよ」「有料ですよ」

程度の違いと思って間違いないです。

ではこの辺をひっくるめて

結局「SaaS」って何?

「SaaS」に関して掘り下げてみます。

例を挙げると

マイクロソフト社のOfficeツールを思い出して下さい。

基本はPCにソフトをそれぞれインストールして使いますよね。

これが、現在の高速ブロードバンド時代

出来れば単体ソフトをインストールせずにネット上で使えると便利ではないですか?

ネット上でExcel、Wordが使え、保存まで出来て共有や他の端末でも編集が可能

この辺をさっくりと「クラウド」と捉えると

この中のExcel、Word単体、もしくはマクロの一連の処理を「SaaS」と捉えると分かりやすいと思います。

「クラウド」はネット上の環境まで踏まえた概念

「SaaS」はその中のサービス部分(具体的なソフト)を抜き出した単体サービスとなります。

「SaaS」の定義

言葉とすると多少乱暴ですが

「クラウド環境を活用したSaaS」と言うのがしっくりくると思います。

クラウドと言う見えない雲の中に大型のHDD(保存空間)の塊があり

そこに様々なSaaSの仕組みが保存されサービスを提供

もう少し掘り下げると「クラウド」の中にPaaS、IaaS、DaaSなどもありますが

こちらを話すと余計混乱しますので、別の機会に。

まさに運送業界向けの点呼簿管理を行う「スマート点呼簿」などは「SaaS」に当たります。

難しく考えずにサクッと使ってみましょう。