Facebook社の「META社」への社名変更で急に騒がしくなり
マイクロソフト社も参入、国内でもゲームメーカーや百貨店
自動車関係、その他諸々と大手が続々と参入表明
まだ、ゴールは見えていませんが
どうやら活況の様子で各社ゴールドラッシュの勢いがあります。
ネット上の情報でも、話題性ばかりが目立って「なんとなく」は理解できますが
まだ全体像や大手が躍起になっている部分がまだ自身にも落とし込めていません。
そこで、少しビジネス的な視点で予想も交えて妄想してみます。
こんな視点で見ると興味深いよ 的に気軽にお付き合い下さい。
- 覇権争いの先にあるものは?
- 共通化の可能性は
- シームレスな交流が出来るのか?
- 個人レベルや中小企業レベルでは参入出来るのか?
- 障がい者など多様性のビジネスにつながるか?
- 規模の原理で国家を脅かす存在になるのか
- 仮想の世界でも貧富の差は生まれるのか
覇権争いの先にあるものは?
国内外をはじめ大手が続々と参入という事はまさにゴールドラッシュ。
我先にはじめてユーザーを囲い込み、規模の原理で世界征服を狙う
今、ここの状況のようです。
メタバースの空間サービスを作って、多くのユーザーを囲い込み
多くのビジネスマーケット圏を作って、更に多くのユーザーを増やす。
そうして影響力を持って、メタバース領域の国王に君臨
シンプルに考えてこのような方向性は理解できます。
新たな国家というか宇宙空間を創造して世界中の人々を巻き込む
と言う少し怖いですが、このようなSNS社会を実現して行くのでしょう。
そうなるとこれからも乱立してくるメタバース環境も
淘汰が進み、資本の優位な企業がプラットフォーマーになり
大手が中小規模を飲み込みながら複数社に絞られてくるのでしょう。
外国で有れば、ソーシャル界の雄の「META社(Facebook)」
ビジネス界の雄「マイクロソフト社」は本筋として
国内で有れば大手通信キャリア、ゲームメーカー辺りで落ち着くのでしょう。
その他は、上記のプラットフォーマーの一員として出店社側に回るのかも
現状のビジネスに置き換えるとGoogle圏が作った広告ビジネスのように
広告の出店側と利用ユーザーの囲い込み経済圏で
リアル越境ビジネスがすぐそこに来ている感じです。
共通化の可能性は
各社、特に大手は自社開発人員を囲み、独自運用で進みそうです。
そうなると、各社の足並みが揃うのか?
言語の共通化やキーの共通コード化は進むのか?
これは経営者の判断になるかもですが、言語や自社独自のコード化で縛り
オリジナルの独裁国家を作るのか
世界平和と民主化を尊重するために、オリジナル言語や独自コード化ではなく
汎用性の有る、ノーコード系で進めて民主的国家を作って行くか。
これは経営者の思想にもよるので難しい感じです。
あまり独裁国家を標榜すると間違いなく反発を喰らい
民主化を進めると乱発しすぎて混乱は招くでしょう。
この分野には国は介入(仮想通貨と同様)しにくいですが
メタバース協会的なコンソーシアムは出来るでしょうね。
国内では早くも「一般社団法人日本メタバース協会」と言うのが発足しましたね。
国内向けなのか、世界的にも影響力を持って行くのか
1億2千万の国内需要を狙うか78億人の世界戦略を目指すか
ここも目が離せません。
シームレスな交流が出来るのか?
コード化や開発言語の共通化の話題になりますが
いくつかのプラットフォーマーに集約された中でも
間違いなくそれぞれのメタバース圏に入る
入り口(ポータルサイト)は出てきますよね。
同じVRメガネで有るサイト(メニューポータル)から
各社のメタバース圏に入室する感じで。
そうなった場合に気になるのが、共通化の課題ですが
個人ユーザーのアバターはシームレスにメタ圏を行き来出来るのか?
メタ圏毎に違うアバターとして演じるのか?
この部分は非常に興味があります。
あるメタ圏で購入したアイテム(勇者の剣)を持って違うメタ圏でも使えるか?
通貨は暗号資産(仮想通貨)なので、それぞれ使える通貨も違う可能性もあります。
META(Facebook)圏だとLibra(現在はDiemに変更らしい)が流通して
マイクロソフトでは他の暗号資産と言うのもあり得る。
これもメーカーの思想的に判断されて、まさに囲い込みかオープン化か
この判断でユーザーに選ばれるメタ圏が決まって来るでしょう。
さすがに、あるメタ圏で作った建物を共有する事は無理でしょう。
その中のメタ圏の権利(仮想上の土地権利)があるでしょうから。
でも利便性からもアバターと利用可能な暗号資産は囲い込まないで欲しいですね。
こんな解釈であっているのかな?
個人レベルや中小企業レベルでは参入出来るのか?
これは間違い無く出来るでしょう。
ただしプラットフォーマー側になるのは無理でしょうね。
最初は乱立するでしょう、インド、中国、韓国も黙ってないでしょう。
しかし徐々に淘汰が始まり、大小の国の数までは行かないでしょうが
数百から数千くらいで落ち着くでしょうね。
そのプラットフォーム(メタ圏)の中に入れてもらい、ビジネスを展開するのでしょう。
そうなるとメタ圏の選択肢は囲い込みユーザーの多いプラットフォーマー
これは自然の流れですよね、なので大手が目の色変えているわけですね。
楽天で言う「楽天市場」Amazon「マーケットプレイス」と見るのが自然でしょう。
ここに賃料又は土地を購入してビジネスを始めていくのでしょう。
そうなると現実社会と同様にアルバイトや人材派遣なども出て来るでしょう。
商談するイベントスペースも出てきそうです。バーチャル秘書なども当然
移動は不要なので、ドラえもんのどこでもドアは必須ですね。
脱線しますが夢は広がりますので、ここは別の場所で妄想しましょう。
障がい者など多様性のビジネスにつながるか?
これは取り立てて言うまでも無く、間違い無く進むでしょう。
アバター(映画)の世界を見れば必然ですね。
身体に障がいのある方も、アバターとなり健常者よりも強い力を発揮するかもです。
リアルプログラマーとして世界を股にかけるかもしれません。
スポーツチームに属してメタ五輪で金メダルを取るかもしれません。
多様性も個性もシームレスなので、経営者にも支配者にもなれます。
極論として、ジェンダー、肌の色、国籍全てが同じ土俵に乗るわけです。
生きにくい現実社会と相まって、仮想空間でも違った生きにくさも出てくるかもです。
犯罪を取り締る世界警察も必要ですね、絶対に出て来るハッカー対策も必要です。
仮想空間上で破壊する輩も出て来るでしょう……
もう妄想が止まりません。
規模の原理で国家を脅かす存在になるのか
これもある時期には絶対に出てくるでしょう。
世界警察なのか、国連的な組織なのか、独裁国家として独自路線を貫くか
この辺の予想はできますね。
すぐに円やドル、ユーロが無くなるとは信じがたいですが
間違い無く、脅威にはなりますね。
国が暗号資産(仮想通貨)を作る事は無さそうですが……イヤイヤ
お隣の大国ならやりかねないかもです。(既にやっていそう)
秩序を保つために行政サービスと言うのも出て来るのかな。
覇権争いや土地の所有を巡って戦争もなきにしもあらずです。
そうなったらもう、現実なのか夢空間なのか理解できません。
民主国家として選挙なども出てきて、国王などを決めることもありそうです。
マスコミも出てきてニュース記者もあるでしょう。
仮想の世界でも貧富の差は生まれるのか
フラットな俗世界を目指しても、結局人が管理して行くので
差別は出て来るでしょう。
知識格差も出てくるでしょう、一定数の高齢者社会(現高齢者は不参加)の
可能性も高いので、実際のユーザーはある程度絞られ
リアルな年は取ってもアバターは歳を取らないので見た目は変わらず
しかし、知識やビジネスセンスは能力や資本にも影響するので
間違い無く貧富の差は生まれると思います。
メタ圏の中で憎悪は出て来るでしょう。
所詮、コントロールは人なので。
結構つらつらとあまり中身の無い妄想でしたが
イメージは共有出来たと思います。
気が向いたら、メタ圏でのビジネスアイディアを書き連ねて見ます。
この分野は日進月歩です、明日には状況も変わっているでしょう。
なので数年後に「あの時はこんな事言ってたね」と答え合わせをしてみるのも面白いでしょう。
ありがとうございました。