プレス金型業界あるある「プレス金型の管理課題」
町工場の片隅で野積みになった雨ざらしの「鉄の塊」見た事無いですか?
俗に言う「プレス金型」と言われるものです。
金型とは、金属やプラ、ゴム等の部品を作成する際に押し型に材料を入れて
プレス機で押しつぶして部品を生成する金属の型になります。
一品一品の加工と違い、大量に生産する場合に使用します。
車部品とか家電のプラカバー等は主に金型でプレスした部品を使います。
工業製品の繁栄は金型と共に有ると言っても過言では無いです。
車など一つの工業製品を作る場合、何千何万と言う部品が必要になり
新車や新機種の度にこの金型も多く生産され、中小企業から大手まで一斉にプレス生産が行なわれます。
生産モデルチェンジの度に増える金型・・・
生産中止後もなくならない、保守部品対応。
この保守期間が長ければ長いほど、減らない金型の一方で増え続ける新金型 連鎖
もう一つ、この金型の問題をややこしくしている部分は
金型は一台当たり数十万から数百万するそうです。
この費用は殆どメーカー(発注先)持ちで、下請加工会社は貸与品として扱います。
加工会社の資産では無い訳です。
問題は生産終了後の金型の保管責任の所在です。
メーカー言い分:保守部品として発注の可能性が有るから保管しておいて
加工会社側:返却したいが力関係・・で、やむなく保管せざるを得ない(憶測含む)
生産が忙しい工場ほど、金型の在庫は膨らみます。
直接メーカーと廃棄交渉が出来れば良いですが、二次三次下請けや間に商社等が入ると事は進みません。
最初は倉庫の片隅に不足したので、外部の倉庫を自腹で借りて
もっと不足したので、会社の駐車場に野積み
10年、20年前の残骸は時が経つほど責任の所在があいまいのまま、
担当や経営者も代替わりで当時の図面管理も契約書類も???
結局、サビサビの金型は保管はしているが今や何の部品?もっと言うと使用できない単なる塊で
しかない状況です。
最終的には、価値や利益を産まない過去の産物。
経営者も出来れば見て見ないふり?余計な管理費用はかけたくない、出来るモノなら勝手に廃棄したい。
こんな状況が日本全国、もっと言うと世界中で起きている可能性も有ります。
この金型業界の課題に対して、何かイノベーションが起こせないか?
前置きが長くなりましたが。
金型管理の課題を整理します。(個人の情報収集の内容なので憶測も含みます)
- 旧金型が同じ土台で考えられ管理台帳も選別されて無く台帳さえも無い会社も有る。
- 保管場所の棚管理(統一保管場所の入出庫管理)が弱い会社も多々ある。
- 下請け会社から孫請けメーカーへの外注も有り、所在管理もあいまい。
- 昔の金型のデータが無い物が多数ある(管理されていない)
- 現業が忙しく管理に手が回らない。
- 週十年前の産物なので、担当者不在で責任所在が不明、廃棄の依頼も出来ない。
ここで、反対側から見たポジティブな意見も整理します。
- 代替加工技術が進歩して来た。(レーザー、多次元加工、3Dプリンター)
- 材料や素材の技術も進化して来た。
- これらの新技術加工メーカーは提携先を探している。
- 棚保管管理や棚卸等の製品認識技術も進化している。(電子タグ、ビーコン、IoT)
多くの課題を、最新の技術と融合する事で一つの解決策が見いだせないか?
と言うのが今回の本題です。
詳しくはこの問いかけに賛同し、一緒に協力して頂ける方にお話しますが。
概要としてはざっと、こんな感じです。
保有している金型を新旧交えて3群に整理します。
【Ⅰ群】現在生産している現役の金型
【Ⅱ群】生産終了しているが動作可能な金型
【Ⅲ群】生産終了、錆付いて動作不可な金型
Ⅲ群は廃棄(問答無用)
Ⅰ群のみ台帳管理しましょう。
必要に応じて(棚管理、位置管理、ショット管理)等のIoT管理も検討。
Ⅱ群は金型が動作する間にサンプル製品を作っておきましょう。
いつ来るか判らない、受注ではありますが代替生産案を模索しておきましょう。
(著作権や秘密保持等は別途調整)
以上の様に、分類を行い管理を分けて進める事を提案します。
ここからが弊社の出番です。
Ⅰ群の台帳管理システムを格安で提供いたします。基本管理形態は一緒ですので汎用的に
サービスが可能です。もちろんクラウド使用ですのでWeb画面が有れば世界中どこでも使えます。
Ⅱ群の管理もお任せください。
こちらは、サンプル品画像と希望材料等を共有化させて頂ければ、全国の加工業者とマッチング
するサイトを提供させて頂きます。
課題や秘匿事項も多く中々情報の共有も進まない業界では有りますが
データをきちんと整理して分類管理する事で、業界課題にイノベーションが起こせればと考えます。
是非、賛同者や協力者を求めます。
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