コロナから叩き付けられた挑戦状として「従来型モデルの終焉」
コロナ禍で影響を受けた事業や仕組みが多数ある。

「コロナの影響」と括れば何か他責要因で片付けられる
しかし、今回のコロナで影響を受けた内容は、今なくても良い内容は

本来、コロナが無くても、いずれは整理される内容で
たまたまコロナが時期を早めただけなのかもしれない。

この様な視点で、自身の事業でもある「社員研修事業」の再構築を考える。

従来型の社員研修コンテンツは「オワコン」というテーマに沿って見る。

集合型社員研修にも利点は多数あり、これを信じて進めてはきたが
コロナ影響を受けて完全ストップ・・・だからと言ってオンラインや映像研修が活性化するかと
考えるのは安直すぎる。

映像研修は単なる、今までの研修の焼き直しでしか無く
むしろFace to Faceで無い分、詰込み学習となり効果ややる気も薄い。

これらを踏まえて従来型の社員研修コンテンツは「オワコン」

ではどうするか?

特にモノづくり系の社員研修をメインとしてる弊社事業を例に取り話を進める。

教育や気付きは絶対に必要・・・ここに異論は無い
しかし、今までのような昭和、平成型の研修カリキュラムが必要なのか?

社員教育を位置付ける場合に良く言う言葉で
「社員教育は将来投資」「人材は人財」
ここに力が入ってしまっているので、思考停止になっている・・・という仮説を立てる

「投資の前に目先の利益」「人の判断は不要でテクノロジーが解決する」

ではこの考え方はありなのか?
多少極論なので違和感はあるが
これからは個の考え方をベースに設計しないといけない・・・のかもしれない

この考えは日本型モノづくりのアップデートでは無く
日本型モノづくりの基本から変革したものである。

スマートファクトリーから逆算してみる。

昔から言われているモノづくりの基本
三現主義「現場」「現物」「現実」の不要論

・モノつくりは機械やロボット「現場不要」
・検査や測定の選別はAIとロボット「現物不要」
・データを見て設備の状態や不具合を見出す「現実不要」

益々、この分野の成長が加速する。
今はこの部分を派遣社員や外国人研修生に委ねているが
言葉は悪いが、人件費よりもAIやロボットの方がコストメリットが出てくる
(現状は高額ですが近い将来逆転するでしょう)

モノづくりの基本「品質管理」「改善メソット」「工程管理」は過去のモノになる。

そうなると、どこに力点を置くか?
これから必要になるスキルや分野としては
・設備保守技術者
・AI,ロボットのフィールドエンジニア
・IT分野のコンサルティング

ここを絡めた教育事業が圧倒的に伸びて行く分野でしょう。

ここで冒頭の「教育事業のオワコン」
教育事業がオワコンでは無く「従来型のモノつくり教育がオワコン」となる。

課題となるのはAIやロボット投資ですが
この件は次のテーマとして考察してみます。