デジタル人材育成「DX推進リーダー育成講座」を担当する事になり
資料や頭の中を整理しています。
俯瞰的思考から紐解き、内容を備忘録として整理して行きます。
前回は「IT基礎知識」の中でも重要な3つの進化
ハード、ソフト、通信の進化は重要な要素です。
ここまで来ると、次の大ボス「インターネットの進化」は避けては通れません。
IT基礎知識「インターネットの進化の過程Web1、2、3」
インターネットの世界も大きく変貌しております、誰がここまで進化すると予想できたでしょうか?
Web1、2、3の変化の推移を説明します。
Web1.0は世界の情報を受信する時代
今から数十年前、人類はインターネットというものを手にします。
出たての当時は単なる情報受信のツールでしか無かった時代です。
古い方なら思い出していただけるでしょうが
地方の小さな中小企業が自社のHPを持つなんて時代を誰が想像しましたか?
大手が物凄いお金をかけて派手なデザインで「スゴいね」と眺めていただけだと思います。
Web1とは単なる受信のための情報ツールと言う時代でした。
インターネットは見るだけのもの、それでも世界に繋がり大興奮したものです。
Web2.0の時代は発信の時代の到来
当時はインターネットは一方通行の片側通信だと思っていましたが
次の時代の到来です、ロンパ王のひろゆきさんをはじめ2chなどの掲示板から
その次にSNSの台頭で、インターネットに対して発信が出来ると言う双方向時代の始まりです。
今では双方向通信も可能になり、しれっとチャット(Line、メッセンジャー)を
使っていますが、双方向で会話や情報発信が出来るなんて、しかも海や時差を越えてです。
それがWeb1からWeb2への大きな進化です。
もうそこまで来ると何の進化があるの?と思われるかもですが
一度冷静に今の時代を振り返ります。
Web3.0が進む世界は?
今みなさんが使っているサービス、ほとんどがメーカーが作ったサービス上で動いていますよね。
それは当然ですよね。しかしそれらほとんどがGAFAMをはじめとした
IT企業の傘の中で動いています(動かされています)
と言う事は、全て裏の会社で牛耳られていて全ての情報がその企業の腕の中にあると言う訳です。
想像力を働かせて下さい。別に何も困っていない…と言う方がほとんどかと思います。
しかしながら今後の進化の過程では、企業の論理の中で牛耳られる世界が本当に幸せなのか?
こんな議論に進んで来ております。
ここで細かな技術論に入ると多くの方が混乱して思考停止になるかも知れないので
結構かいつまんでお話を致します。
大きな一社やプラットフォームに依存しない形で、様々な情報がやり取り出来ないか?
こんな流れの回答がWeb3.0の世界になります。
一社に依存する事なく、そこに関係する人々が自律分散してそれぞれを監視して行きましょう。
この様な概念(考え方)がWeb3.0の世界です。
ここに至るための要素技術が揃って来た事で、次の世界が見えて来たと言うのが正解です。
なので技術論から入ると難しすぎて理解できません、しかし自律分散する仕組みがそれらの技術なのね…
これ位の気軽で良いと思います。
そこから産まれて来たのが、ブロックチェーン技術、NFT、やメタバース、DAOなどの
要素技術になります。今はまでまだ難しいすぎて全貌や技術的理解は不要だと思いますが
言葉だけは認識しておくと、来るべき時に「ああこれがあの時言ってた技術のことね」くらいになる理解で良いと思います。
こんな感じでWebの世界も進化して今があり、これからがあります。
そう言った意味で、技術論の中身では無く時代背景や歴史(過去)から遡ると
必然性が理解していただけると思います。
この辺の曖昧さが、しっかりと学びたいがが学ぶほどわからない(思考停止派)と
さっくりと概念で理解し薄く幅広く学ぶ好奇心が必要になるのも
このデジタル社会でに生きる道になります。
良い意味で適当にアンテナ伸ばして好奇心で行きましょう。
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