IT系やデジタル関連の興味からも「未来予想」とか「未来予測」の類は大好きです。
次はどんなテクノロジーが出てくるのかな?や何が大きく変わって行くだろう?に興味津々です。
そんな中、総務省のHP上に面白い情報を見つけたので読み込んで記事にしながら色々と妄想しながら予測して見ます。

2030年代に実現したい未来の姿と実現に向けた工程イメージ

情報通信審議会 情報通信政策部会IoT新時代の未来づくり検討委員会とりまとめ案(『未来をつかむTECH戦略』)より

内容的にはテクノロジーの進化で2030年(執筆時2024年)6年後にはどの様な未来の姿が描けるか?
実現しているか?これらの工程イメージです。

大枠の内容としては3つの構成に分類されています。
・2030年代に実現したい未来の姿(人づくり) 「I:インクルーシブ」
・2030年代に実現したい未来の姿(地域づくり) 「C:コネクティッド」
・2030年代に実現したい未来の姿(人づくり) 「T:トランスフォーム」

以上の3つを併せて「ICT」とこじつけていますが
これらをシリーズ化して、それぞれの詳細についての解説と自分なりの達成の可能性について探って見ます。

2030年代に実現したい未来の姿(人づくり) 「I:インクルーシブ」について解説します。

「I:インクルーシブ」とは年齢・性別・障害の有無・国籍・所得等に関わりなく、誰もが多様な価値観やライフスタイルを持ちつつ、豊かな人生を享受できる「インクルーシブ(包摂)の社会

  • 働く人:職場スイッチ
  • 子ども:パノラマ教室
  • ロボット:お節介ロボット
  • 障害者:あらゆる翻訳
  • 高齢者:健康100年ボディ

自身の予想も含めて解説します。

働く人:職場スイッチ【実現度:⭐️】

要素:複数の仕事に就き、時間の切り売りで個人の能力を最大限発揮。家でもカフェでも、スイッチ1つで
切り替わるバーチャル個室で効率サポート。

言わんとしている事は何となくは理解出来ます。リモート勤務、リモートミーティング…コロナ禍において
はこの分野は大きな変革をしました、しかしコロナ明けには通常に戻っている状況ではあります。今後はど
の様に進むのか?ハイブリッドな選択肢が増えたと言うのが正解かも知れません。
これは副業もしかりです、選択肢の一つとして残るでしょうが、大きな変化はあまり期待は出来ない予想です。

この分野「地域づくり C:コネクテッド」については技術革新と言うよりも既得権益や規制や制度の問題
になるので、少しややこしくなります。
少し寂しいですが、期待と裏腹にもう少し遅れる気がします。
先ずは外国が先陣を切って遅れて日本が追従する感じでしょうね。

・子ども:パノラマ教室【実現度:⭐️⭐️】

要素:壁や天井、机がディスプレイになり、プログラミングで作成したアプリのデモも表示。VRではいろ
いろな地域・時代の体験学習が可能に

この分野はハード面の技術革新には大変興味があります、またソフト面でも教育分野から充実を図ることで
間違いなく進むと予想します。ただし現状のギガスクール構想を含めて、もう一度レビューして見る必要は
ありそうです。
ハードとソフトのバランス、集中と選択…この辺が鍵になりそうです。

・ロボット:お節介ロボット【実現度:⭐️⭐️】

要素:目覚め・歯磨き・着替え・朝食などの支度をスムーズに準備させてくれるお節介な手伝いロボット。

これは一見、近々の課題の様に見受けられますが、実際の所はどうなのかは私も⁇です。部分部分の最適化
ロボットは登場しそうですが、先ずは目的を絞った分野(多分軍事系ロボット)などが先で、その応用とし
て民間分野にと言うストーリーが描けそうです。ドラえもんやアトムが生まれるのはもう数十年後になりそ
うな気がします

・障害者:あらゆる翻訳【実現度:⭐️⭐️⭐️】

要素:目や耳が不自由でも、外国語が苦手でも、自分の選んだメニューで会議の内容を翻訳して自在に伝えるシステム。

これは直ぐにでも実現可能でしょう。ドラえもんの翻訳コンニャクですねww一般的な会話でに通訳(翻訳)
は既に確立して来ていますよね。後は目や耳が不自由な方向けには骨伝導や電気信号で直に脳に働きかける
技術なども確立出来ていますよね。
この分野も海外勢に先を越され気味ですが、是非国の後押しもしていただき日本が世界をリード出来れば良いですね。
期待大です。

・高齢者:健康100年ボディ【実現度:⭐️⭐️】

要素:ハイキングに集まったのは約80〜100歳。皆元気一杯だが、身体の一部に補助アームやARグラス
などを装備

少し要素が曖昧ではありますが、身体の補助アームなどは今後進むでしょうね。逆にそこまでしてハイキング
に行くかは別にして自走出来る仕組みが増えてくれば介護者の負担も減る事は間違い無さそうです。
これは国策と言うよりはベンチャー界隈の方々の頑張りのような気がします。2030年とは言わずに徐々に
伸びていくでしょう。

人づくり「I:インクルーシブ」については、大きな技術革新と言うより徐々に進化して浸透して行く
イメージになりそうです。
なので内容的にはあまりワクワクする内容では無く粛々と進んで便利になって行く感じと予想します。

次のテーマ産業づくり C:トランスフォーム」につづきます。