仕事柄「DX」などのバズワードには興味があり
セミナーやブログ、YouTubeなどから積極的に情報収集はしていますが
何故かしっくりこず、全てが府落ちしないで悶々としていました。
しかし、最近少しずつこの「しっくりこない感」の曇り空が晴れてきました。
少し長文になりますがお付き合いください。
しっくりこない感が晴れた理由
DXとは(言葉の定義)
wikipedia
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念である。
「企業がテクノロジー(IT)を利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」という意味合いで用いられる。
何か分かったような分からないような、概念で語られていますよね。
これがポイントでトランスフォーメーション=「変形」「変質」「変容」と言う事になるので
結局は古い概念を新たなテクノロジーで変革しましょう。
置き換えるとDXと声高に言っている方々は
古い概念を生業にしているおじさん世代だけであると言う事
それを証拠に、多くのDX関連記事やDXを語っている方々はおじさん世代しかいません・・(失礼)
若者世代は一言もDXなどとは発していないと思います。
裏を返せば、今まで良しとしてきた仕事(業務やビジネス)を疑問に感じ変革できないか?
と言うおじさん発想でしかなかったことです。
そもそも、今まで長年やってきた業務を自己否定して改革が出来ますか?
そんな方々に新たな発想が出来ますか?
その方々を刺激するためのキーワードが「DX」に他ならないと言う結論に達しました。
この発想に至った経緯
少し、直球な入りになりましたが、自戒も込めて
ここに至った経緯について
「まちの総務」プラットフォームを主宰しながら、多くの関係者の方を紹介いただき
今をときめく若手経営者や若手社員の方とお話をする機会が増えてきています。
簡単な層別として
バブル時代を基準として、デジタルと一緒に成長してきた「おじさん世代」
バブル以降、既にデジタルが目の前にあるデジタルネイティブな「若者世代」
*1991年位を境目にします。
あくまでの数社の事例で恐縮ですが(固有名詞は割愛します)
1社は営業を科学する会社(営業DX)
*紹介セミナーを企画していますので詳しくはそちらで
昔ながらの、ドブ板営業(足で稼ぐ、数を重ねろ、根性で)的な営業スタイルを根本的に再設計し
ビッグデータを徹底的に活用して古い営業スタイルを新たな営業スタイルで実績を上げている会社です。
詳しくはセミナーで・・・
もう一社は人材DXを推進する会社
若手経営者の勢いのある(多分誰もがCM等で見た事のある)人材マッチングの会社
数多ある、人材系会社になぜここまで人気があるかと言うと、マッチングから契約、実施、支払いまで
もっと言うと、企業と働き手の評価までスマホですべて完結している所です。
詳しくはノウハウなのでお伝え出来ませんが・・・近いうちにセミナーを
地方の人材会社の実態を見てみてください。
全てが旧来のアナログ形式と言う事は理解できると思います。
多少、進んでデジタル化出来ていたとしても断片的で一部の手間をIT化したDXに毛が生えた位でしょう。
しかし、この会社は既成概念にはなから拘らず、スマホで完結できる仕組みだけを貫いているので
おじさん発想のここは変革難しいよね・・的な発想は無く「だめなら、もっとシンプルでいいじゃん」で実現しています。
この時点でおじさん達は退場です
代表的な2社をあげましたが、細かくはまだまだあります。
・教育系DX
・AIチャットポッドによるDX
・デジタル通貨DX
・流通DX
・エネルギーDX
この様に、世界を見ても国内を見ても「若者世代」には
既成概念や固定観念はありません。
これがあるのは「おじさん世代」だけで、既に頭の中が凝り固まっていて
良くて今の「困った」を「改善する」位のアップデートアイディアが関の山です。
若者世代から見ると「なぜこんな面倒な事をやっているの?やめちゃえばよくね・・・」
こんなところからスタートしているので、DX変革の改善アップデートでは無く
リセットからのスタートなのでシンプルです。
DXとは言わない、思ってもいない若者世代
ここまででなんとなく、DXのしっくりこない感は理解していただけたと思います。
では昭和を強く生き抜いた「おじさん世代」はこのままで良いのか?
ここからが結論のまとめになります フゥー・・・・
新たな発想はデジタルネイティブな世代に任せましょう。
おじさん達は所詮、改善レベルの知識しか出てきません(今の自分自身)
おじさん達は何をするか?
若者の声に耳を傾けましょう、絶対に老害的にマウントを取ってはいけません(笑)
「ああ、そんな考え方もあるよね」的に自身の古い概念を取り除く事に注力します。
そこからが「おじさんの力の見せ所」です。
おじさんには過去の経験や人脈があります、ここは若者が逆立ちしてもかなわない所です。
激動の昭和を生き抜いた「改善(カイゼン)」と言う言葉が好きな世代です。
新規のアイディアは乏しいですが、今あるものをより良く、使いやすくする能力は
世界中の誰よりも「日本のおじさん達」は長けている思います。(古き良き日本文化)
新たな発想の若者たちを
カイゼン得意と人脈繋がりの豊富なおじさんが融合したら
もっと素晴らしい未来が描けませんか?
この橋渡しをするのが、ネットでもSNSでも無く「おじさんネットワーク」と言えれば
おじさん達(私)も元気が出ませんか?
時代はDXを声高に言っていますが、DXではありません。
「Re:スタート」の方がしっくりきます。
そんな所を「まちの総務」としても注目していきたいと思う所存です。