システムコンサル訪問先企業のお客様からの質問で
「脱Excelでローコード化しても弊社の場合、他社連携もありその足並みが揃わない」
「脱Excelはわかりましたが結局乱立するツールも同じ運命を辿るのでは」
この様な質問をいただきましたのでこの回答を共有します。
脱Excelでローコード化しても弊社の場合、他社連携もありその足並みが揃わない
これは、他社との付き合いもそうですが、社内で考えると部署間連携も同じことが言えます。
例えば自部署ノーコードツールに「kintone」を活用したが他部署の連携がなければ合理化も
片手落ちに?
この様な感覚になろうかと思いますが、ここは発想を変えましょう。
ステップ方式で考えます。
- Excelで業務を効率化
- 共有を意識してkintoneで部内共有導入
先ずはここで第一完結です。
第一ステップでは自部署内での業務効率化や共有により利便性を享受します。
そこから次のステップで関連部署に対しての一種のロビング活動に実施です。
関連部署の上司でもキーマンでも良いです、仕組みを見て頂きながら啓蒙して行きます。
そこで木が熟したら広めて行きます。
例、今までは情報共有にメールで送っていましたが、ここを見れば過去情報から全て見えますよ。
と進めて情報提供方法を「届けるから必要な人が見にくる」こんな環境を整えます。
これと同じように違う会社の場合、各社の事情もあるので一気には進みませんが
先ずは自社内の合理化を前提に進み「届ける方法から公開する方法」にシフトして
徐々に味方を増やして行く。
一見地味ですがデジタル化浸透とはこの様な活動も必要になります。
「自社の改善を第一に進めその次に周りを巻き込む」が良いですね。
脱Excelはわかりましたが結局乱立するツールも同じ運命を辿るのでは
これも結構大切な気付きです。過去に様々なツールが雨後の筍のように乱立し廃れた
ケースも多かったです。なのでこの内容は過去のトラウマも含めて大事な内容です。
私自身の解答は明確です。
「クラウド型のツールを選んでおけば問題は無いです」
システム自体は単体でもデータの構造さえしっかりしていれば
クラウド上で有れば連携も移出移入も比較的簡単です。
言い方を変えるとクラウドと言う土俵の上では、それぞれのツールは部品群でしか無いと
言う事です。今までは製品単体が比較的ローカルなクローズドでしたが「クラウド」の
お陰でデータ連携が便利になりました。むしろクラウドとは連携(Webサービス、API連携)
をするための環境プラットフォームと言えます。
なので「製品選択と言うよりも何のデータを使いますか?」
「そのためのツールは何が便利そう」この様にカジュアルになっております。
データが主役で有れば、ツールはある程度メジャーな製品を使用(ユーザーが多い安心感と
サポート力の強いメーカー)して行けば良いです。
この質問は「クラウドの繁栄」と絡めると納得していただけると思います。
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