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前回は 「実現に向けた取り組み」について整理してみました。

今回は次のパート「様々なアプローチ」についてです。

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想
第一回デジタル田園都市国家構想実現会議(令和3年11月11日)デジタル大臣 資料から抜粋

デジタル田園都市国家構想は、狭い意味での「まちづくり」にこだわらず、オープンなデジタル基盤の 上に、様々なアプローチを軸に同じ指向性を持つ相互に連携可能なサービス事業者を集め、国・地方が 一体となって、官民一丸となった取組の実現を目指す。

デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想

オッと、ここに来て俄然「まちの総務」の存在価値とリンクします。
「デジタル田園都市国家構想」と「まちの総務構想」が一致した瞬間です。

細かく見て行きます。

1 Super City/Smart City型 :全てのサービスに間口を広げ、総合的なまちづく りを目指す。このうち、大胆な規制改革を要するものについては、Super Cityとして国家戦略特区指定を目指す。

➡︎ここに来てはじめて国のやる気(方向性)が見えてきました。
単なる地方への丸投げでは無くて、良い施策で有れば「Super Cityとして国家戦略特区指定を目指す」とあります。
内容は公募による申請でしょうが、特区として予算と共に産官学連携にも弾みが付く可能性が見えてきます。
ここは是非「まちの総務」としても全振りしていきたいです。

2 MaaS発展型 :MaaSを基礎に、それを活用した生活サービスの 実ビジネス化を目指す。例えば、Shared型のサテライト・オフィスを核とした、 新たなMobility生活圏の構築を目指す。

➡︎ここは門外漢ですが、運送運輸系のシステム開発も多数手掛け、安全教育系の推進しております。そう言った意味で「まちの総務」として側面支援が出来ればと考えます。

3 地域経済循環モデル型 :Sustainabilityの観点から生活サービスの再編を 目指す。例えば、蓄電池を活用した新たなエネルギー需給管理や、サーキュラー エコノミーを意識した新事業モデルなど。

➡︎ここは「まちの総務」も間接的に多いに携われる内容です。
関連したエネルギー系の関連企業とも繋がりが出来ていますので一緒に盛り上げていく事は可能です。

4 スマートヘルスケア先行型 :スマートヘルス、スマート農業、生体認証などを 積極的に組み合わせ、高齢者が働きながら安心して暮らせるまちづくりを目指す

➡︎「まちの総務」としてのアイデアはありますが、具体性はまだ少し先です、しかしヘルスケア分野やスマート農業分野には興味もありなので考えながら進めて行きたいです。

5 防災・レジリエンス先行型 :多様化する災害時の対応に最適なサービスやデー タ連携基盤の設計から、緊急時に強い生活サービスの改善・再設計を目指す

➡︎ここは多分、インフラを抑えている大企業が広域に推進すると予想できます。なので行政や地域産官学側は利用する側に回りそうな気がします。

6 スマートホーム先行型 :次世代のデジタル家電と新しいライフソリュー ションサービスとが融合した住まいの再設計から見つめ直すまちづくりを目指す

➡︎興味深い分野でありますが、大きくはハウスメーカーや大手企業が新規の分野は取りに行き、既存の置換や便利グッツ系はベンチャー企業が躍進するでしょうね。
ここで二極化しながら大手に飲み込まれて行く事が予想出来ます。

まとめ

資料を詳しく読みとけば読みとく程「まちの総務」の方向性に合致して来ています。
当然と言えば当然ですよね「田園構想」「まちの構想」ですから同じ文脈です。
大きな違いは上位下達か下位上達のアプローチの差であって求める内容は一緒です。
「まちの総務」としてもコミュニティープラットフォームの位置付けとして、この流れには乗って行きたいと思います。

次回は概要書を読み解くの最終章「デジタル基盤の確立と共助のビジネスモデル」について解説します。

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