話題のキーワードを読み解きながら学んだり考えたり、突っ込んだりして
自身の知識の中に落とし込んでみます。

前回は概要編①として「くらしの変革」について掘り下げてみました。

今回は概要その②として
「知の変革」と「産業の変革」について掘り下げていきます。

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「知の変革」

•やる気のある地域大学・高専を中核に
•地域の強みを生かした知見の集積
•地域における官民学人材の好循環

•やる気のある地域大学・高専を中核に

これはどの様に読み解けばよいのだろうか?やる気がある所を伸ばして
やる気の無い所は放置して行くの?多少極論っぽいですが
これが本質であるとすれば良い施策(方向)かと感じます。

言い方を変えれば、大学や学校と言う括りでは無く、積極的に進める気概のある
経営者(トップ)や前向きな体制作りをしようとしている地域の大学や高専に対し
「積極的にサポートしていきましょう」と言う意識表示で有れば立派です。

やる気の無い(後ろ向きな経営者)のいる団体では活動そのものに「ブレーキ」がかかります。その様な所は今回は区別(決して差別では無い)してやる気のある所から中核にして進みましょう。
これは企業にも言える内容です、区別して淘汰して行きましょうに舵取りしたのかなとも感じ取れます。

• 地域の強みを生かした知見の集積

急に抽象的な表現になり、具体性が見えなくなりましたが
「強みを生かした知見」ここの定義が曖昧なので少しモヤモヤしますが
新たに何か仕掛けると言うよりも
地域で既に実績のある様々な活動を強みと捉えて、事例事業のモデルとして
知見を集積(集めて)して、他地域のお手本にしたり参考にしてもらいましょう
有益な情報のナレッジ化を進めて行く内容かと理解しています。

• 地域における官民学人材の好循環

これは何となく理解できます。
産官学とは良く聞きますが、実際の所、現状では限定的なのかもです。
お互いが畑違いと言う事もあり、積極的な接点ポイントの壁はありそうです。
(実際はそんな事は無く、どちらも出会いのきっかけを探っています)
そんな時に重要な存在「ファシリテーター」や「まちの総務のような仲介役」の存在です。

ファシリテーターとは、会議などを円滑に進行し、有意義なものとするために欠かせない役割です。「ファシリテーション(facilitation)」のスキルを身につけた人が務めることにより、有意義で成果のある会議とすることができます。ファシリテーションスキルは、会議を活性化し、業務の効率化を促進させるために必要なもののひとつです。

太田市などで有れば関東学園大学の先生が中心となって、産官学の壁を超えて
ICTの知見を学びながら同じ方向を目指しましょう。的な
「太田市ICT地域活性化研究会」などがそれに当たりそうです。

「官民学人材の好循環」の環境はできました、課題はこれからです。
知恵を出し合いましょう
ここは「まちの総務」も推進に協力していきたい所です。

「知の変革」に関してのまとめ

「知」を生かして成長するために
これらの若者に対しての成長を見守る教育の変革
そうして地域で素晴らしい取組みを事例モデルとしてナレッジ化して紹介
その実現に向けて、地域産官学の「知を結集」して具体的な実現を進めて行きましょう。

産業の変革

• 次世代オフィス環境の実現
• スマート農業・医療・防災等を実装
• 地域の知と大都市を繋ぐ創業環境

• 次世代オフィス環境の実現

これまた抽象的な表現で解りにくいですが、何をベンチマークとしての次世代なのか?
ここから整理しないと具体性が見えてこないですね。
まだまだ地方では限定的な
・「リモートワーク」を推奨しようとしているのか?
・スマート工場的な自動化(ロボット化、AI化)を推奨なのか?

大項目が「産業の変革」と言っている所からは、地方と大都市の差を無くすような
環境作りを行い、デジタルの力で地域間格差を無くしましょう的な内容と理解します。

• スマート農業・医療・防災等を実装

これは何となく理解できます。
農業と医療・防災は別の次元ですが

医療・防災面に関しては国、県、市町村が連携取れる体制は必要になると思います。
「情報提示、協力体制」技術面云々よりもデジタルの力で情報連携が取れる仕組み作り。
これにはデジタル庁の旗振りは重要になって来るでしょう。

農業に関しては一括りでは解決の方向が誤ります。
生産性向上なのか?生産者不足解消なのか?農地の課題対策なのか?
自動化(スマート化)の課題なのか?売り先売り方の改革なのか?
栽培技術なのか?設備&装置の課題、予算、規模…色々あり過ぎます。

規模の原理で投資や自動化が難しい、だからと言って大型化(大規模化)が良いのか?
農業についてはもう少し別立て議論が必要ですね。

• 地域の知と大都市を繋ぐ創業環境

ウーン何となく言わんとしている事は理解出来ますが、具体性が見えてきません。
優秀な知は大都市に集中しております
地域にはネタや資源はありますが知が不足しています。
このギャップをデジタルの力で地域間距離を感じさせない創業環境を作り出しましょう。
この様な解釈で良いのかな?

「産業の変革」のまとめ

地域と大都市圏でのデジタルインフラの格差を無くして行き
どこでも同じ医療体制と防災体制を作りましょう。

地域のデジタルの遅れは、SaaS等のネットワークを駆使して解消して
エッセンシャルワーク以外のお仕事環境は場所に捉われずに
自由度のある働き方を進めて 、チームとして横串連携を組んで行きましょう。

この辺も含めてまさに「まちの総務」が掲げるコンセプトと相性が良いです。

概要パートに関しては以上です。
次回は「実現に向けた取り組み」について読み解いて深掘ります。

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