弊社は社員教育と言うリアル研修(企業OBと契約)を進めております。
コロナ以前からオンライン教育の在り方を考えていながらコロナ禍でも回答が出ずにモヤモヤしていました。

日本古来のイーラーニング的なオンライン教育はリアルの焼き直しで何か違うと言う認識です。
そこで外国製の製品を具体的に検討して「マイクロラーニング手法」を活用した製品検討を進めています。
カナダのアグゾノファイ社製品
しかし、これらの製品は教育用のプラットフォームの位置付けで
マイクロラーニング手法のコンテンツがあってはじめて有効になる製品です。
なのでコンテンツ化の明確な答えが見つからないので迷っています。

日本人の教育と言うと真面目な国民性もあり、教材(教科書)ハジからハジまで伝えて学ぶスタイルでが主流
1章から徐々にカリキュラムに沿って進めるのが一般的です。
講師が教材をプロジェクター投影して言葉で紡ぐイメージです。
研修自体は生産性向上とか安全衛生、品質を担保が目的のポジティブ思考です。

海外(特に欧米)に目を向けると企業研修は安全リスクを怠ると訴訟や保険費用が嵩むので
その対応を行うが研修目的になっておりネガティブ思考からはじまり、日本とはスタートが違います。

この文化は尊重しつつ、現在、義務教育でもGIGAスクール構想が進んでおりますが
オンラインを通じての授業形態は変わらない印象です。

もう一つの側面として
現在、プログラム研修「コードアベンジャーズ」商材を国内流通するために進めていますが
これは幼児教育から社会人までを網羅したNZ教育省推奨のオンラインプログラム教育商材で本当によくできています。
特に低学年は集中力がないので、内容に集中出来る様にゲーミフィケーションを取り入れ学べると言う仕組みです。

ゲーミフィケーション(英: gamification)は、ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用することを言う。

Wikipedia

これを大人に当てはめると、大人だから集中力が有る?は幻想で
大人にも同様の知識ベースは応用が出来るのではと考えています。
この辺の議論には正解がないですが、この辺に回答の糸口がないかと考えています。

この内容の議論を進める中一つの案が浮上したので共有します。
何十ページもある教科書、これは大事ではありますが
「この中の伝えたいポイントはなんですか?」要約できませんか?
あくまでも教科書は伝えたい内容の補足文章であり、本当に伝えたい内容は数%かもしれません。
本の速読で言う、全文を読むのでは無く自然にキーワードが飛び込んできて
それを繋げると本が伝えたい内容を理解出来る…
こんなイメージなのかもと言う仮説です。

特に日本人は真面目な国民性もあり、講師は教材を全部伝える事が使命
そんなすり込みもあり、リアル授業でもオンライン授業でも同意と捉えてしまう傾向があります。

少し目線を変えて。
伝えたい事、理解して欲しい事(目的地)を明確にして
その着地点に補足する言葉を付加し
キーワードを何度も何度も脳裏に焼き付ける手法「マイクロラーニング」が生きて来る。
そんな感じに結論付けてみました。

過去に自身の動画編集勉強用に作った事例をベースに
教科書から解き放たれて、再設計出来るかを考えてみます。

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