中小企業でのデジタル化課題は騒がれておりますが
中小企業では人員、予算の関係で「ひとり情シス」に頼らざる得ない状況
そんな多くの現場を見て来た経験と自身の経験から
シリーズ企画として「ひとり情シスを救いたい」と題して
関係者へのアドバイスや応援内容を言語化してみます。

前回は「情シス担当は最低限タブレット端末は支給してもらいましょう」として
社内のデジタル武装の第一歩として解説しました。

トラブルで騒ぐ前に事前対策にコストをかけましょう

今回の内容は結構大切な内容になります。これは多くの企業で再現性の高い内容ですが
結構な頻度で出来ていない重要な内容になります。

組織的な対応が出来ていない場合などに多くみられます「場当たり的な対応」
これは致し方無い場合も多いですが、ここをしっかりとおさえてあるか無いかでは
次のアクションが大きく変わって来ます。

「備えあれば憂いなし」と言う内容です。

企業活動の中で何らかの「トラブル」は付きものです。
特にデジタル関連のトラブルに担当は苦慮していることでしょう。
これが軽微な内容や急ぎの内容で無ければさほど問題にはなりませんが

ごく稀に起こる(このごく稀にが大切)
古い生産設備付随のコントロール用PCの故障やトラブル
多くの中小製造業では旧型(既にメーカーサポート終了後)の設備を現役で使っている
ケースが多いです。(いかがですが?)

しかもそのような設備自体は現役バリバリで、重要な作業を担っていることも多いです。
そんな中でトラブルや故障で壊れようものなら企業活動に大きな影響をもたらします。

メーカーに連絡しても「古い装置なので対応できず」
さて困った、対応しようにも過去の社内担当者は不在、代替品も説明書も無い
申し訳ないですが、この時に相談を伺ってもなす術なしです。

ではどうしましょうか?

動いているうちに、代替品を準備してイザと言う時に備えましょう。
何度も言います、旧型機械は止まった時は致命です。
元気なうちに、代替え案(多少の費用も覚悟して)進めるべきです。

管理PCであれば、同様の旧型PC(Win95、Win7)などが多いです。
代替品の同様旧型PCを準備して、同様環境で動作出来るレベルまで試しておきます。

代替品PCの調達は専門業者がおりますので「まちの総務」にご相談下さい。
もちろん、旧型設備の故障は管理PCだけではありません。
昔の設備はガタイ(基本部分)は頑丈に出来ていますが、故障の多くは電源部、モーターなどの
電気系部分の故障も多いです。

そんな際にも、事前に同様の対策(保守部品として代替品や対応策)を行っておくことが重要です。
(多少の費用がかかっても新設備を買うよりは遥かに安いです)
この部分は企業活動の生命線にもなりますので予算計上も理解は得られると思います。

誰が旗を振るのか?の議論にもなりそうですが
ここは一つ「情シス」担当が中心になり関係者議論を進めて代替え品手配と環境整備を進める事で
「リスクヘッジ」となり「情シス担当」の社内でのカブは上がり、重要な位置付けと見方も
変わって来ると思います。

先ずは重大トラブル時に「情シス担当が楽をする」ためにも「備えあれば憂いなし」を進めて
おくのも一考です。
いつやるの?「動いている今でしょう!」

代替品手配のご相談は「まちの総務」にお任せ下さい。

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