中小企業でのデジタル化課題は騒がれておりますが
中小企業では人員、予算の関係で「ひとり情シス」に頼らざる得ない状況
そんな多くの現場を見て来た経験と自身の経験から
シリーズ企画として「ひとり情シスを救いたい」と題して
関係者へのアドバイスや応援内容を言語化してみます。

前回は「私が言ったより「ルールはこれです」が効果絶大」として
きちんとした社内ルールに落とし込むことで意識改革も進むについて解説しました。

ひとり情シス担当は最低限タブレット端末は支給してもらいましょう

今回は少し運用面に関しての内容になりますが
ひとり情シス担当は最低限タブレット端末は支給してもらいましょう

要は社内の現場でもどこでもすぐにメモ出来る環境は準備しておきましょう
と言う提言と言うか提案です。
もちろんモバイルノートでも良いですが、携帯性と俊敏性ではタブレット端末
特にiPad位は貸与していただきましょう。(先ずは特権としてでも)

何に使うか?になりますが

何でも、何処でもメモを取る癖付けを徹底して下さい。
トラブル時の事象、現場で行った行為や実施した内容、何しろメモメモ&写真です。

このメモが後で、実施した内容(FAQナレッジ)や手順マニュアルの素案になります。
メモや写真が糸口となり、次のアクション時に有効で関係者共有も可能になるデータになります。
これが手書きメモだと完全に埋もれてしまい2次活用出来ないゴミ情報になるので
絶対に電子的なテキスト情報にして下さい。

使い慣れていないと最初は戸惑うかも知れません、しかし一度慣れてしまうと
そこからは離れられません
まだまだスマホを業務中にフル活用するには会社によってはまだ許容されていないかも知れないので
タブレット端末であればそれらしく見えます。

先ずはひとり情シス担当が業務使いのタブレット実績を作る事で、次は管理職へと波及する
可能性も出て来ます。
そうなればしめたものです、会議資料の閲覧会議時のメモ(議事録)など効率的に進むことは
間違いないと感じます。

その辺の社内環境の変革も含めて、先ずはiPad(低価格版)を準備して
体制作りと社内浸透(デジタル機器の有効活用)を進めてみませんか?

これは何も「ひとり情シスの特権」とかでは無く
社内デジタル改革の第一歩にもつながる内容ですので是非とも上長を説得して進めて行きましょう。

ナレッジ環境整備(皆が情報を残す環境作り)やマニュアル作成環境の下地作りも兼ねて
是非検討して行きましょう。

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