中小企業でのデジタル化課題は騒がれておりますが
中小企業では人員、予算の関係で「ひとり情シス」に頼らざる得ない状況
そんな多くの現場を見て来た経験と自身の経験から
シリーズ企画として「ひとり情シスを救いたい」と題して
関係者へのアドバイスや応援内容を言語化してみます。

前回は「弊社だけではない、他社も一緒、周りを見よう」として
「あなたの困ったは既に解決出来る誰かがいます」について書きました。

社内ヒエラルキーを覆すデジタルの力

少し仰々しい表現にはなりますが、解説します。
ヒエラルキーとは、階層制や階級制のことであり、主にピラミッド型の段階的組織構造のことを指す。
現代的意味において「階層的な」組織を持っていたことに起源がある。

インドで言うところの「カースト制」をイメージして見て下さい。
生まれながらの制度の下で職業や能力が違ってくる制度に対して
若者が海外に出てITを学び、成功することで地位や名誉が得られて
新たなデジタルと言う変革がヒエラルキーの崩壊をもたらした。

制度と構造の違いもあり賛否両論もあろうかと思いますが、こんな解釈で理解して下さい。

これを会社に置き換えて見ます。
会社内のピラミッド構造(ヒエラルキー)、歴史のある会社ほどこのピラミッド構造は
しっかりしており強固です。
特にピラミッドの上位には昭和の激動を生き抜いた猛者が鎮座しております。

そこにある時期からの新たな仕事の取組みへの大変革「デジタル化時代の波」
昭和を生き抜いた方には過去の取組みが否定されるかもの危機感や恐怖ww
ピラミッド構造の最下層のデジタルネイティブ世代

鋭い方は何を言いたいか理解していただけますね。
デジタルによって、お仕事の進め方も大きく変わって来たのです。(変わってしまったのです)
そうなるとデジタルでの実力差は歴然ですよね。
お仕事の進め方や経験は超えられ無くても「テクノロジー」では逆転現象です。

この章では「だからドヤれ」と言うのが言いたいのでは無く
このヒエラルキーを利用して、優位に仕事を進める術を学びましょうです。

  • 階層上位:経験も豊富だがデジタルが苦手な世代
  • 階層下位:経験は少ないがデジタルネイティブな世代

これら両者がいがみ合い反発するのでは無く、お互いに補完する関係を築くと良くないですか?
上司だからと言って経験マウント取る事なく、部下だからと言ってデジタルマウント取る事なく
階層構造のヒエラルキーを破壊してフラットな関係に出来るのも「デジタルの恩恵」です。

少し飛躍かも知れませんがこれも「DX:(組織ヒエラルキー崩壊)」とも言えるかもしれません。

「IT介護」などと揶揄することなく、上司にも借り(徳を積む)を作っておくことで
自身の主張も通りやすくなるのも、人の情けです。

IT介護とはSNSで流行った造語です。 企業のIT担当者がITリテラシーの低い社員へのサポートや説明対応に
追われる状態のことを指し、サポートする相手が高齢な管理職・経営者であることが多いために、「介護」
になぞらえられています。

先ずは「情シス担当者」がマインドチェンジして見ませんか?
※そんなことやってもウチの会社の上司はわかってくれない…こんな声も聞こえますが

次回はそんな場合の対象を考えましょう。

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