とある士業系の友人とお話をした時の気付きとして
国家資格である士業の資格を取り、事務所を構えている友人と
何となく未来の事について語る機会があり
今はまだまだ地方ではあまりピンと来ていないが、近い将来必ず違う仕組み(AIやコンピュータシステム)に置換えられ
お仕事その物は無くならないまでも、業務や保有資格自体も淘汰される時代を憂いておりました。
この分野はまさしく・・・と、私自身も日々感じております。
現状はまだまだ、協会組織力に守られて(汎用システムの規制や法律改正の複雑さ)いますが
規制緩和や協会に属さないアウトローの方が風穴を開けた瞬間に大きく流れは変わると踏んでいます。
これは、この業種だけでなく、その他多くの業種も同様です。
いわゆる第四次産業革命のパラダイムシフトと言うやつでね。
本音を言うと、この分野は第四次の革命以前の第三次革命の残骸と考えるべきかもです。
憂いているだけではどうしようも有りません。
仕事が置換するのは時間の問題でしょう。
しかし、専門知識は無くなりません。
知識(暗記や判断)はコンピュータが圧倒的に有利ですが
困った人に寄り添ったアドバイスはまだまだ専門家に軍配と見ます。
「Hey Siri?」「OK Google!!」ではもう少し掛かります。
コンサルと言う分野は残って行くでしょう。
その分野は深い知識が有れば特に資格(国家資格や認可)は不要です。
現状のお客様はそのまま継続で
新分野を攻めて行くのです。
新分野は多少時間は掛かりますが、そこに種蒔き(知識投資)をして行く事で間違いなく次に繋がると思います。「返報性の法則」
例えば、会計事務所などは
特に地方の場合は企業と会計事務所の繋がりは長くべったりの関係で
ここは中々切り崩せませんよね。
しかし、新たな方向性として「起業組み」を応援するスタンスです。
VC(ベンチャーキャピタル)は資金投資ですが、同じように知識投資を行うイメージです。
特に現在は行政も積極的に「起業」を後押ししています。
しかしながら行政が出来るのは後押しだけです・・・
その後を後押しして、事業の成長路線をサポートしてくれる仲間がいればどれだけ救われる事か
例えば「マッチング」です。
マッチングと言っても、単なる銀行や信組が行っているような「紹介して終り」
では無く、マッチング先の情報を加味(自社の顧客)して困ったにしっかり寄り添い
最適なマッチング相手を信頼を持って進める。
ここで重要なのは「単なるマッチング紹介」では無く「お仕事としてのマッチング」
言うなれば、「起業組み」の営業アウトソースのイメージです。
なので、成約時には数パーセントの営業マージンは取るべきです。
この「営業マージン」が本気度のバロメータになります。
そうして、多くの顧客を抱える会計事務所が顧客の困ったを理解して最適解を持った事業者に紹介をして仲立ちするイメージで
エコシステムが完成です。
言うのは簡単ですが、実際に顧客を分析しお仕事を産み出すのは簡単では無いですが・・・
しかし、既に顧客との密接な関係を築けている事業者であれば敷居は低いと感じます。
又、マッチングの他に「ファイナンス相談」も重要です。
特に起業者はお仕事を軌道に乗せるのが最重要で、ファイナンス知識や会計処理に四苦八苦しているのも事実です。
しかも、起業間もない数年間は、コンサル費も含めて出費出来ないので二重苦の状況です。(弊社も同様)
ですから、3年位は寄り添って相談に乗ってくれたりアドバイスが有ればどれだけ助かる事か。
メールの問合せでも、Blogでのアドバイスでも良いでしょう。
最初のスタートアップ期間は投資と考え是非、無償でサポートしてあげて下さい。
この際は組合かコミュニティーを作ると良いですね。
これも「返報性の法則」として数年後に軌道に乗った段階で御社に戻って来てくれることでしょう。
この辺は都会の競争の激しい所では争奪戦も含め、既に始まっています。
地方ではこれからです。
是非とも隙間を埋めて行って欲しい分野です。
「具体的マッチング:紹介営業」「会計、金融コンサル:無償」
この辺は全ての士業の方に共通するかなと考えています。