これは、中小企業に限った事では無いようですが
日本ではなかなかデジタル化が進みません。これはよく言われることです
先日報告された平成30年版情報通信白書(PDF版)
グローバルから見た日本の課題を細かく分析されています。
(この内容の考察は専門家に任せて・・・)
デジタル化によりオープン環境の展開と、秘匿事項の多い企業組織内のクローズド環境でのアナログ文化
この構図に大きな風穴があかない限り、デジタル化の足かせになって行くと思います。
私自身の職業柄オープン化推進のデジタルを勧める立場ではありますが
多くの客さまと対峙する中、自身の矛盾も多く感じております。
現状のマイナス要因としますと
デジタル化が進みませんと、組織内のITスキルがなかなか向上しません。
使いこなす地頭も成長しません。
それでいて、興味分野の情報収集は比較的するので耳年増(頭でっかちの情報通)にはなりますが、実務に応用が活かせません。
傾向的に見てもSNSにも比較的疎いです。サラリーマンの多くは情報収集はするが情報発信はしません。
なので、SNSのメリットデメリットを享受出来ておらずに、危険なネガティブイメージばかりが先行し、ビジネス利活用等とは程遠く、試行停止に陥る
この様な現場を多く見て来ました。
しかしながら、かく言う私も明快な打開策や提案を持っていないので悶々としています。
実際の所、行政自体のオープン化も遅れていますから、オープン化のかけ声がむなしく感じるのも事実です。
企業のオープン環境の成熟は今後益々必要になり、コミュニケーションや共有化は必然になると思いながらも。
少しのリスクが邪魔をして進んで行きません。
正攻法では無く、違うアプローチが必要な時期に来ているのもかもと
危機感を持って調査して行きたいと思います。