〇〇協会さま、行政団体などからお誘いをいただき
定期的に企業研修を行わせていただいております。
主にデジタル系やDX関連、生産性効率化が得意分野ではありますが
多くの研修を行う中、業種、出席者は違えど何らかの共通性が見えて来ます。
その共通性から逆算しますと、参加者へ伝えていく内容も徐々に絞れて来て
大体パターン化して来ているので共有します。
まず、研修募集が各企業に案内された際に多くの企業では
「忙しいので担当を出せない」こんな声をお聞きします。
まあ、これは事実なので仕方ない部分もありますが、実は結構残念な事で
「忙しいから〇〇」は現状から打破出来ずに、狭い世界で堂々巡りしているケースが多々あります。
現状を打破するためには外部の空気(関係性)を感じたりマインドチェンジは
何事にも変え難い経験になります。
でも、長丁場の研修の場合には2の足を踏むのも理解出来ます。
そんな中でも、参加をしていただけることは、参加者の意識も重要ですが
お仕事として参加許可をしている会社、上司の期待の表れであります。
そこに応えるのが講師の役割になります。
そこから見えて来るのは、参加者のモチベーションです。
イヤイヤ参加させられたと言うより
何かを持ち帰りたい、課題解決をしたい、こんな意識も高いメンバーになります。
研修でお伝えする内容
研修でお伝えする内容としましては座学講習と実務演習と言う二本立てになっており
座学講習としますとデジタル系(DX系)などであれば、時代背景から歴史観、世間の風潮
基礎技術、応用技術、未来の姿的な内容を体系的にお伝えします。
まあ実際、この辺は興味にもよりますが比較的眠たい、ググればわかるような一般論であります。
なのでサクッとより具体的な事例などを交えてお伝えしております。
そんな際のネタ帳としてここの本ブログが役立っています。
私自身が最も力を入れているのが「演習」でございます。
数名でチームを組み、チームで問題を出し合い課題を抽出して対応策を話し合い方向性を決めていきます。
横断的なミニプロジェクト活動の模擬訓練ですね。
大事なのは演習から導かれた内容では無く、演習そのものになります。
演習ではアイディア出しとして普段お仕事ではあまり使わない脳細胞を活性化させて
みんなでアイディアを捻り出し、出来るだけ偏らず他の意見も汲んで落とし所を調整します。
そこはみなさん大人ですので、お初の方も目的が決まればそこに一点突破で協力していきます。
実はここに研修の大事な内容が詰まっています。
少し身も蓋も無いかもしれませんが、座学でお伝えするような内容はググれば出て来る一般論です
…多少オリジナルの事例もありますが。
演習で1番大切なのは会社も業種も違う参加者が集う事です。(コミュニティ)
演習の最初に自己紹介していただきます、時には名刺交換もです。実はこれが1番大切になります。
お伝えしたい事2選
・トランザクティブメモリー
・あなたの困ったは既に解決している誰かがいます
・トランザクティブメモリー
トランザクティブ・メモリーとは、「誰が何を知っているかを認識すること」情報の共有化で大事なことは
組織の全員が同じことを知っていることではなく、「誰が何を知っているか」を組織の全員がよく知っている
ことであるという概念
・あなたの困ったは既に解決している誰かがいます
これは読んで字の如しです、会社生活の中で各自色々と悩まれるでしょう。
それが狭い村社会の中で八方塞がりになっているケースもあるでしょう。
多くの方は情報網(コミュニティ)を持っておらずネガティブ思考に陥ります。
私自身が「まちの総務」を主宰しているのも、その問題解決になります。
グループ討議の中である人が問題や課題を話しますと
他の方が「それうちの会社では解決していますよ」こんなケースが多々あります。
そんな際はまさに先程の名刺交換です「今度、それを見に行かせて下さい」「是非、教えて下さい」と
言い合える訳です。
流石に企業オリジナルの技術面は無理がありますが
ことデジタル関連は共有してもさほど問題にはなりません。
ここを深掘りすると、その方にしてみると対策済の自社では「フーンそんなものね」と言う反応でも
同じ課題を持った方からすると「救世主」に見えます。自己肯定感爆上がりですww
これだけで、解決の糸口が見つかります。
この逆もありえます、リアルな相互コミュニティの完成です。
そこに私が「いっちょ噛みww」してブログなどで共有してもっと多くの方にお伝えしているのが現状です。
いかがですが?これが私が進めております研修会の「価値」になる訳です。
もう一つ大切な事はグループ討議の意義になりますがこれは次回に続きます。