前回は「報われない生産性ゼロの仕事」に対して
当初は改善意欲はあったも、長いモノに巻かれながら
いつしか流されるようになり、その結果
「合理化とか効率化には興味が沸かなくなり」悶々と過ごしながらいる
狭い世界での村社会化しているのではと考察しました。

しかし嘆いてばかりはいられません
「あなたの困ったは既に解決できる誰かがいます」をコンセプトにした
「まちの総務」がズバッとサポートさせていただきます。

先ずはこんなケーススタディから

某製造業の会社、作業者は製造現場で日々忙しく作業しております。
業務進捗や状況共有のために「上長から日報作成の指示が」
忙しい現場担当も忙しい合間をぬって「日報作成(手書き)」
※当時は現場までPCが行き当たらなかった

時代は進み、デジタル社会の到来。
次のステップとして日報の情報共有化は自然の流れ
しかし、現場作業員はPCスキル無し、依然手書き日報を作成
困った上司は新人女性社員に作業メンバーの手書き日報をPCに入力を指示(転記)
その業務が脈々と引き継がれて女性社員が他業務で多忙になっても
PC転記業務だけが無常に残っている状況

さてこんな業務のカイゼンはどこから手を付けますか?
シンキングタイムです………

他社事例などからは
現場にPCを配置して各作業員にPCスキルを学ばせて現場作業員が直接入力
(手書き日報の廃止)まあPCを活用したOA化の一般論ですね。
しかし現場作業員からは不平も出て、結局手書き日報が残り誰かが転記入力……

DX変革を進める「まちの総務」的な対策はもう少し深堀します。

先ず追求すべきは「その日報は誰が何のために必要で何に活用しているか?」
ここを徹底的に深堀します。
言い出しっぺの上長が入ればその方に確認
既に上長が異動(退職)して次の上長に引き継がれている場合はその方に確認

「何を管理するために何の情報が欲しいのか」
ここを徹底的に掘り下げます。
「その情報を得るためには、他の方法は無いのか、簡便化できないのか?」
この辺まで掘り下げると(意外や意外)結構形骸化していることが多いです。
ある会社では工数把握のために必要と言う場合もあります
進捗状況を確認するためと言う場合もあります。

数十年前であれば「手書き日報」と言う手段も必要だったかも知れません。
しかし様々なデジタル化が進み、多くのデータが取得出来る時代です。
形式は日報と言う形でもOKですが、データ取得方法は変える必要はあります。

形骸化しているなら廃止も出来ます。
工数や進捗管理を行うなら他の方法もあります。(それだけ入力しても良いです)

このように業務を分解して整理すると、多くが手段と目的を混同しています。
手書き日報&PC入力(転記)が目的になってしまっている典型です。
目的はあくまでも「データが本質」でありもっと言うとそのデータ活用した内容です。
手書き日報作成やPC入力は手段です。

ここの本質的な発想が思考停止に陥り
今日もどこかで「報われない生産性ゼロの仕事」を行い「忙しいを連呼します」

これは誰が、何が課題なのか?作業をしている方なのか、指示をする上長なのか?
それとも気付き教育が無いからなのか?

まだまだその課題解決までは良案はないですが
この様な一見地味ですが「ブログで表現」しながら地道に啓蒙活動しているのが現在です。
多くの現場担当者に届くことを願っています。
「あなたの困ったは既に解決できる誰かがいます」