今まで多くのシステム開発を携わる側と致しましても
気持ち良く成功した良いシステムも有りますが
残念ながら後味の悪い失敗したシステム事例も多数あります。

私の思うシステム開発に於ける「成功と失敗」の定義と致しましては

「手離れの良いシステム」
これに尽きます。

一見聞こえは悪いかもですが、ユーザーの明確なゴールに対して
ゴールテープが切れたシステムは両者(システム依頼者と提供側)に取ってハッピーです。

これに反して「手離れの悪いシステム」
ゴール設定が曖昧で、作りながら改変が有り終りが見えなくなる仕組みです。
ダラダラとゴールも見えず開発費用がかさみ、開発側も疲弊して来て両者の関係も悪化します。

これは、もちろん開発側の問題も有ります
要件定義時のゴール設定、契約の曖昧さ、事なかれ主義の見切り発車・・・・
この部分の反省も踏まえてですが

システムとは言っても人と人との相対する内容です。(デジタルの前にアナログです)

そこで、過去の事例からシステムの成否を分ける担当者別の考察です。

ココでは分かりやすく大きく二種類の層別をして見ます。

「意識髙い系担当vsめんどくさがり担当」

どちらの担当者が成否を分けるのか??
まずは回答です。
多くの成功体験から「めんどくさがり担当」に軍配が上がります。

理由は簡単です。
自分のめんどくさい事は、機械やモノに任せて自動化を行ない楽をしたいと考えます。
逆を言うと、決して前向きな新たな発想では無いですが、今ある事の合理化がメインになります。
そうなるとターゲットも費用対効果も明確です。

ここで重要なのは「今ある事の合理化」です。
今ある事なので業務の重要性やインプット&アウトプットも明確です。
何が面倒で何を止めて、何を便利にすると楽になるか明確です。

それ以上でもそれ以下でも有りません。
あとは、仕様に従いDB設計や画面設計を行いながらコーディングを進めて行くだけです。
当然ですが、途中には多少のアレンジやアレコレの要望も出て来ます。

しかし、ゴールが明確なので先ずはゴールテープを切る事が先決
多少のアレンジや追加要望は次の機会や定期改修時に対応も可能なので予算編成もし易いです。

もう一つ言うと、ものぐさな人は自身はものぐさでは有るために
如何に早く楽をするかを最優先に考えます。
過去の経験からこの様な方は実は仕事が早かったりします、優先順位の付け方も上手です。

もう一つの「意識髙い系担当」です。
この様なタイプの方は様々な情報に精通しています・・・
理想も高いです、自分の枠を超えて理想を目指します・・・
もちろん課題設定も問題提起も上手です

システムによる改善、合理化、付加価値と幅広い知識と多くの他社事例を見ています。
・・・しかし往々にして理想論者??が多いです・・

システム化の案件定義が進むと活き活きとします。
夢や理想を語り、システム導入後の像を描いています。
同じ費用を掛けるのであれば、あれこれ盛り込みたくなるのは理解も出来ます。

しかし、今やっていない事「未来を熱く語る事は重要」ですが
忘れがちなのは身の丈(会社規模、資産規模、社員リテラシー、業務位置付け)これを越えての夢物語

ゴールを目指して夢を語る人が良くあるケースに、段階を踏まずにゴールを目指す人が多いです。
これも、あれもあれば便利、これがあればこの分析にも使える・・・
こうなると取り止めが効きません、盛り上がり続けます。

ゴールが何段階にも設定され、ゴールを見失った障害物競走になってしまいます。
当然ですがお客様(意識髙い系担当)は理想を形にするのがシステム屋の仕事?と強く思っています。

この辺の誤解やすれ違いが大きな失敗原因になります。
まさにこの構造がバブル期に多く存在した数億円規模のシステム大型投資に繋がります。

どのようなお客様と巡り合うかはご縁でございます。
どのようなお客様でも、同じように成功事例に導くために失敗事例も経験です。

しかし、同じ轍は踏んではいけません。

我々が提供したいのはシステム価値以上に、お客様の満足になります。
決してお客様の自己満足では無く、結果の満足を目指して日々精進したいと思います。

そんな想いでシステム提案をして行く所存です。

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