中小企業様の社内システム開発のお手伝いをさせて頂く中で必ず話題に上る内容です。
世の中では無料アプリや無料ゲームが氾濫しているのでソフト開発に於ける価値感が変わって来ています。
そのそものシステム開発段階のビジネスモデルが変わって来ていますからね。
無料のアプリやゲームソフトの開発当然ですが、システム開発者が無料で作っている訳では無いですからねw
開発費用をユーザーが支払う仕組みだけだは無く違う所から賄う仕組みが出来て成り立っているモデルです。
Ex.スポンサー収入、月額課金、ビッグデータ化
この様な流れも有り、ユーザーにとっては便利な世の中になって来ていますが
システム開発側の価値にも変化が出て来ているのも事実です。
そう言った意味でも旧態依然のシステム経営も厳しい状況になって来ています。
では、冒頭の
会社の社内システムは汎用品?が良いかオリジナル開発が良いか?
の問いかけですが。
弊社の回答は
先ずは汎用品で評価しましょう、その結果を見てオリジナル開発を検討する。
一般論になりますが、この様な進め方が正しいと思います。
汎用品にも明/暗が有ります。
社内の仕組みや業務の流れを汎用品に合わせて行けるなら汎用品を選択すべきです。
何故なら多くの実績を元に標準化された内容を汎用品として販売しているからです。
しかし、逆も有ります。
自社の仕組みを汎用品に合わせられなかったり、少し変えたい
そうなった場合に、追加開発…これは高額な改修費用が掛かります。
特に大手のソフト会社であれば桁が違って来ます。
この辺が、選択の判断になります。
既に出来上がった会社の仕組み、ここを改革して汎用的に移行できるか?
現在の仕組みを踏襲したいか?
弊社のお客様は、汎用化を検討した結果後者を選択する事例が多いです。
我々はお仕事になるのでウエルカムですが本音は微妙な所です。
今後益々第四次産業革命とかサプライチェーン化を進める中で
このオリジナル開発が来るべき時の足かせにならないか?と言う懸念です。
この対応策の明快な答えは出ていませんが
将来を意識したI/Oを考えて行く事で次世代につながる
システムも可能になると考えます。
次回はこの部分にも言及して見たいと思います。