IoTと言う言葉が「バズワード」では有ります。
中小企業の現場でお話を伺う所は「スマート工場やIoT」と言う言葉には魅力は感じるが、実際の自社に置換えると様子見と言うのが実情です。
「IoTケーススタディ研究会」を発足させてお客様とのコミュニケーションから得た情報を元に考察してみます。
IoTを語る時
一世代前のこんな会話を思い出します。
「パソコンで何が出来るの?」「インターネットはビジネスにつながるの?」
多くの経営者の方や個人購入者は、費用対効果を考えたと思います。
しかし、現状はどうですか?
費用対効果よりも、浸透の方が早く無かったですか?
逆に今でもこの「費用対効果」を考えている方は購入をためらっていると思います。
携帯電話からスマホへの移行などもそうですよね。
今この「IoT」もその状況と似ていると考えます。
「で!!何が出来るの?」や「事例を模索中」と言う堂々巡りの議論では無く
既に「IoT」の仕組みが有ったら自社のビジネスの何処に役立つか?
こんな思考回路発想に変えては如何ですか?
経営者やお金を出す方からすれば確かに費用対効果の理由付けが欲しい事も理解できます。
しかし、その効果はある一面的な事でしか有りません。
その一面的な「費用対効果」に縛られていると機会損失にも成りかねません。
パソコンやインターネットを見て下さい。
当初の購入理由から違う価値へ変貌してませんか?
働き方、仕事の流れ、コミュニケーション、情報共有・・・
IoTやビッグデータ、AIを含めて新たな第四次産業革命を表すには
この様な背景も有ると考えます。
先ずはこの部分に気付いて行く方がイノベータになるのでしょうね。
イノベーターとは、マーケティングに関する用語で、新たに現れた商品やサービス、ライフスタイルなどを、最も早い段階で受け入れる者のことである。
確かに、何だかわからない雲をつかむような話には投資出来ないのも事実ですけどね・・・
もしかしたら
IoTの費用対効果の説明資料は本来無意味、気休めでしかないのかも知れません。
イノベータ経営者待っています。