IoTと言う言葉が「バズワード」では有ります。
中小企業の現場でお話を伺う所は「スマート工場やIoT」と言う言葉には魅力は感じるが、実際の自社に置換えると様子見と言うのが実情です。
「IoTケーススタディ研究会」を発足させてお客様とのコミュニケーションから得た情報を元に考察してみます。
HPやBlogを見てお問合せを頂いております。
システム化ニーズや課題は明確に見えて来ています。
やりたい事や出来る事も分かって来ております。
後は最後の一押しです。(一番重要な部分ですが)
経営者や上長の説得「費用対効果の一押し」
いざ実行に移す段になった場合の費用を算出を行うと
「・・・」弱めにブレーキが掛かります。
確かに、そうですよね。
本音を言うと
今までの改善活動の延長にたまたま「IoT」と言う言葉が出てきただけで
何十年と社内懸案事項であった改善活動の費用対効果の予算との戦い
出しては立ち消え、出しては立ち消えての中小企業の社内政治の課題・・
やはり「IoT」と言う言葉だけでは解決できない社内政治事情
中小企業のIoT課題として考察します。
経営者は一様に「IoTで弊社のメリットは? 何が儲かるの」この様に言います。
社内の担当者はこの「IoT」気運で今までに進めにくかった改善提案を進めたい。
この様な構図が多々あります。
「IoTで弊社のメリットは? 何が儲かるの」
IoTは打ち出の小槌ではないので、あくまでも手段です。
しかし、言葉だけが独り歩きしているので「IoT」で革命が起こる??
あながち間違ってはいませんが、直接的ではありません。
なので、優先課題を明確にして「スモールスタートをしましょう」
と提案させて頂いております。
但し、一発目はそれなりに費用が掛かります。
参照用ソフト開発費、センサーモジュール基板作成、モジュール基板プログラム
しかし、その展開は一発目開発の応用が可能になりますので
かなりリーズナブルになります、トータル的に導入コストを抑える事が可能です。
先ずは、費用対効果が解り易い「人件費削減」「装置稼働率向上」に絞って検討しては如何ですが?
「IoT」は経営者に取っても社内担当者に取っても初めての取組みです。
単なる装置を買うのとは訳が違います。
しっかりと、成長するモデルに徐々に投資をしながら儲かる仕組みを作り上げるスタイルです。
多少時間も掛かるかも知れませんが、先ずは社内説得の計画書立案から始めて見ませんか?