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言い古されたキーワード「ビジネスマッチング」俗に言う紹介ビジネスですよね。

Webサービスでも、既存の業務でも仲介料を頂くモデルは沢山あります。
不動産仲介、お仕事仲介(クラウドソーシング)、Uber(白タクマッチング)、Airbnb(民泊)

最近では銀行が「ビジネスマッチング」に力を入れて来ています。
こちらは、既に持っている顧客を繋げてビジネス価値を上げる事が目的なので
基本は仲介手数料なしですね。

銀行とすると、お互いの事業価値を高めて業績アップして頂き更なる投資を促すと言う
ストーリーですが。今までは、こんな息の長い、効果の不透明なビジネスに手を出さない
金融機関でしたが段々と方針転換を始めています。

地元と一緒に企業を育てて行こうと進んでいるようです。
中小企業にとっては向かい風になりそうですね。

ではこの「ビジネスマッチング」ですが言うは易しですが
具体的には何をしたら良いかと言う所があいまいなままスタートしています。

「銀行のお客さまで有る地元企業の社長を紹介しますよ」
先ずは、この様な所からスタートなのでしょうね。

しかし、ここには落とし穴が有ります。
普段接する事の無い経営者と会える事はメリットでは有りますが。
ここから先が問題です。

「人と会うマッチング」は成功ですが「ビジネスのマッチング」とは別問題です。

良くある、ビジネス交流会で多くの方と「名刺交換」をする機会も有ると思いますが。
この中からビジネスに繋がった経験ってどの位ありますか?
せいぜい、数%(100人に1人なら良い方)かと思います。

これが単なるビジネス交流会であれば、それはそれで目的達成ですが。
地元の銀行が「ビジネスマッチング」をサポートしてくれるので有れば

単なる「人と会うマッチング」では意味が有りません。

では、どうするか?
解決策は銀行マンの営業しか知りえないお客さまコア情報です。
層別してターゲットを絞った、ピンポイントマッチングです。

・会社の業績・社長のパーソナルな情報・会社の雰囲気・コアな技術力
・会社の課題・困っている事・・・・
・やりたい事・強み・弱み・

この様な情報をDB化しておきます。

個人情報の問題も有ろうかと思いますが、出来るだけ一人の営業マン情報では無く支店内位では
共有したいです。そうして、顧客(企業)情報データベースを構築して。
そこに対して、マッチング出来そうな企業と企業の社長さんや担当をマッチングする訳です。

銀行営業マンが自らの足で稼いだ情報を元に、以下の部分のマッチングを行うのです。
・お客様は課題を持っています、しかし誰に相談して良いか分かりません。
・弊社は課題解決策を持ています、しかしお客様の課題を知りません。

【弊社の例】
中小企業向けの生産管理SYSやIoTシステムの開発を得意としています。
しかし、小さい会社なので大型案件開発は難しい、しかし小さいピースを繋ぎ合わせて
大きい仕組みを作るのは得意です。
この様な事例を重ねる事でシステムの流用が可能になり、システム費用が安く導入する事が可能。
しかし、小さい会社なので広告宣伝も出来ず、会社の存在自体を知られていません。

【お客様となりえる中小企業さま例】
予算の関係でIT投資が出来ない、しかし仕事は待ってくれない。
IT化する事で効率が良くなったり、情報のIN/OUTの見える化が進むのに
大手のシステムベンダーに見積り取ると「ウン百万~ウン千万円」と言われ凹む。
全体最適は無理でも、部分最適を進めながら効率化を図りたいが誰に相談して良いか?

こんな時に、銀行の営業マンの出番です。
お互いのマッチングを行い、紹介するだけでは無く制度融資や補助金情報を提案です。
こちらからすると虫の良いお話ですがwww

銀行が「マッチング」しますよと言うので有れば「本気度」を期待します。

このモデルが上手く廻るようになれば、銀行は単なるお金貸しでは無く営業代理店として
期待が出来ます。しかし、課題も有りますけどね・・
銀行の顧客に対してどこまでサポートが出来るか?
行政と同じで基本は平らなサービスでしょうからね。

一部の企業だけに手厚くすると不平不満も出て来ます。
そうなると、形だけの「人と会うマッチング」になりそうです。
今の所、ここまでのアイディアしか出て来ませんが

これを上手くWebサービス化して地元層別マッチングが出来れば一つの事業になりそうです。
(プログラムやデザイン的な仕事以外のクラウドソーシング)
だれか?アイディアを共有しませんか?

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