まちの総務や企業研修などを通じて
企業様の課題を伺う機会も多いです

一般論として企業担当者や経営者の課題を整理すると
スポーツでいう所のオフェンス(攻め)とディフェンス(守り)に層別できます

オフェンス面では
新規事業、売上拡大、広報戦略、事業提携
ディフェンス面では
人員不足、属人化、業務効率化、IT化の遅れ

このような所からで
今回のテーマとして永遠のテーマ「人の課題」
に沿って考えてみます。

何か課題はありますか?と尋ねると多くの場合
・忙しい、人員不足、属人化、すぐ辞めてしまう、残業が多い
この手のネガティブ意見はスラスラと出てきます

この解決法として「人員増強」がありますが
実はここに大きな落とし穴があります………と言うお話

社員の不満として「忙しくて手が回らないから人員増やして」
経営者「このご時世中々人は増やせないけど、社員募集しよう」
ここで運良く「増員」が出来たとしましょう。

問題はこれからです
一般的には「忙しいから人を増やして対応」は正しい判断に思いがちです
しかし、良く整理して考えてみましょう

陥りがちな失敗
経営者目線「社員を増やして一安心」
社員目線
・社員に教える手間が増えて、自身の仕事が滞る
・教えた仕事の確認チェックが増えて余計な残業が増える
・マニュアルが整備されていないので時間がかかる
・忙しさが倍増してお互いがギクシャク
・社員が育つまでは時間がかかる

特に生真面目な方が教育係になると、自分と同じようになってほしくて厳しく対応してしまいます

結果「仕事が増えて余計に忙しくなります」
これは特に中小企業ではあるあるでは無いですか?

ここで一旦最初に戻ります
以上のケースから考えると、本当の課題解決法は
「忙しいから人を増やす」であっていますか?

実は課題認識が少し違い短絡的に進んでいる典型です。
少し長くなったので、このケーススタディの対応例は次回に続きます。