真面目と言う言葉
特に日本では賞賛される言葉ではありますが

真面目な性格とは 「物事に一生懸命向き合う」「律儀で忠実」などのイメージを
持たれることが多いです。 例えば、職場でいつも熱心に仕事をこなしている人や
同僚に対して礼儀正しく、いつも敬語で話す人などが挙げられます。

しかし最近ではこの真面目さゆえに「生きづらさ」や「窮屈さ」が出て
お仕事などでは「生真面目」がマイナスに働くことも多くなっております。

これは私の周りでの事例でとある企業でのお話。
お仕事をいつも忙しく頑張っているしている「Aさん」
社長に「毎日忙しいので人を増員して下さい」とお願い
採用募集をかけてAさんのサポートを増員

しばらくして、社長がAさんの様子を伺うと
以前に増して「仕事が忙しい」
何故だろう?勘の良い方なら薄々気付いていると思いますが

結局「Aさん」は自身のお仕事の他に教育と確認のお仕事が増えて
何も進化していなかったと言うオチです。
ここまでは極端は無いにしても、これって多くの企業であるあるのようです。

ケーススタディ

何が悪くて、何をすれば良かったのでしょうか?

色々な回答や進め方があるので100点は難しいですが、正解はあります。
先ずは、何処の会社にも「Aさん」の様な人はいませんか?
仕事は真面目で責任感も強い人
⇨真面目さや責任感ゆえに手を抜けない。言い換えると全てに全力投球。

お仕事の優先順位が一緒でメリハリが苦手。「いいかげん=良い加減」を理解していない。
真面目な人ほど「陥りやすい落とし穴」です。
これは実は難しい問題で、本人はわかっていても性格なので変革は難しいです。
第三者による外科処方しかありません。
外科処方と言うのは第三者により「Aさん分析サポート」です。

Aさんの業務を「コア業務とノンコア業務」に分けて分析します。
これは人によりボリュームが違いますが、経験的には「3コア:7ノンコア」位の割合です。
真面目な方ノンコアまで全力で行うために、必要なコアに全力が注げません。

処方箋

ノンコア業務を切り出します。
これは貴方しか出来ない仕事ですか?
他人にも出来ませか?
誰かに任せられませんか?

真面目なAさんは自身の仕事が取られる様な気がしておりますが
これはAさんから取り上げて下さい。
※ノンコア業務は無くせないか?外注出来ないか?自動化出来ないか?
徹底的に掘り下げて議論します。
Aさんにはコア業務に専念していただき、新たな業務にも挑戦していただきます。

これも小さな所ですが働き方DXにもなります。

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