「テレワーク」と言う文化が根付くか?

コロナも第5波も落ち着き、これからがどう転ぶかの正念場になってきました。
では、このままコロナが一定の落ち着きを見せた時に
「テレワーク」と言う文化が根付くか?
そもそも地方での中小企業では「テレワーク」自体も導入していない会社が多かった様です。
特に地元の太田市では自動車産業の城下町と言うこともあり
工場系の製造業が多い地域柄「テレワーク」の導入は進んだのか?
実はあまり進んではいなかった様子です。

理由は様々ですが
一般的に世間では言われている様な内容の阻害要因もある様ですが
実はもう少し深い部分に理由があるようです。

一般的なテレワーク阻害要因

  • 製造業は直接作業なのでリモートできない
  • 事務方業務に関してはアナログ業務が多いのでリモートできない
  • リモートに適したハード環境、ソフト環境が揃わない

この辺は表向きではありますが
もう少し深いところに阻害要因もありました。

「拘束時間」と「同調圧力」

これはサラリーマン独特の「拘束時間」と言うのがあり
業務内容よりも比較的、時間に支配されています。
何をしたかよりも、何時間いたか?これが共通の認識の中にいるので
在宅ワークでは管理出来ない(信用出来ない)
もっと言うと「在宅=サボっている」 こんな思い込みも含まれているようです。

そんな思いからももう一つの「同調圧力」につながります。
拘束時間や工場現場で縛られている社員から見ると
在宅ワークは夢のまた夢で贅沢な働き方であり
製造業で仮に一部のスタッフ部門(間接部門)が導入などしようものなら
羨望の眼差しよりも不公平感の不満が集まります
それが結果「同調圧力」につながり「みんな一緒の出勤」が今です。

なので在宅ワークの阻害要因は決して「IT環境やDXの遅れ」では無く
意識の問題が大きいと言う結論です。

結局は「お前の職場は在宅ワークでいいよなぁ」のグチを無くすために
コロナよりも怖いのは人間関係「同調圧力」と言うのが根底のようです。
現場からは以上です