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ある中小企業の社長さんから連絡が有り訪問

「今度、うちの商品キャンペーンを行うために新規顧客向けへのDM作ったのだけど見て」

営業社員さんがDM資料を作り
それを関連事業者にFAXして受注を取りたいそうです。

早速、資料を拝見するとキャッチコピーが「安さと短納期」という事です。

ウーン・・ちょっと弱すぎますね。
と言うより、ここで勝負はいけません。

そこで少し、営業担当者にお話を伺います。
「他に強みは無いですか?」
「だだ、在庫がある材料を加工して販売するだけなので特に無いです」

「商品には自身は有るのですか?」
「はい、有りますが材料は仕入れている品なので特色が出し難いです」

「商品の特徴は?」
「これこれ…こうで、これがすごいです…」
熱く語ります

「すごい知識ですね」
「一応、材料系勉強をして資格を持っていますので」

「競合やシェアはどうですか?」
「この商品を取り扱っているのは県内では数店です」

「ターゲットは?」
「配達出来る距離なので関東近県です」

「なぜ、短納期が可能なのですか?」
「在庫を豊富に持っているからです」

「同業他社では短納期での出荷は出来ないのですか?」
「他社の多くは商社系なので弊社ほど在庫は持っていないと思います」

「そうですか、それだけ知識や強みが有るのにキャッチコピーが安さと短納期ですか?」
「………」

営業担当者の目の色が変わりました。

何より喜んだのは社長です。
目先の売上も重要ですが、社員自らヤル気を出して提案型社員になった事です。

もう一つ、ついでにプレッシャーを与えて置きました(笑
キャッチコピーに「〇〇材料のプロ」と謳いましょう。

「エー‼︎それはチョット」
「でもその商品を販売するからにはプロですよね」
「はぁい…、一応」
「では自らを追い込むためにもプロ(専門家)を名乗りましょう。言ってしまった手前、もっと自己研鑽して上を目指すでしょう」
「はい、頑張ります」

どんな結果に繋がるか楽しみです。

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