企業さまのITサポートを行う中でよくある問いかけが
「社内の業務PCの購入について」の質問です。

ある程度の規模の企業であれば、専任のシステム部門などで「推奨PCや交換目安」などを
決めて社内ルールの中で対応できますが、数百名程度の中小企業の場合には都度都度の
対応になり、お困りの様子です。

数台規模やまとまった数の入替え業務などの場合は
色々な選択肢も多く、判断を含めてIT担当者に任されることも多く
このようなお悩みの問合せにつながります。

あくまでも参考程度の基本構成や考え方なのですが。
何かの参考になれば幸いです。

【1】業務用PCの交換目安(寿命・耐用年数)

項目 一般的な目安
・ハードウェアの性能的寿命 3〜5年
・OS・セキュリティ対応の限界 5年程度(Windowsなど)
・税務上の耐用年数(償却年数) 4年(パソコンとして)
・企業の実運用交換タイミング 3〜4年(中小企業でも4年が主流)

結論:3〜4年ご現実解との交換が推奨…
ですが、今では性能も上がり壊れないので代替機を準備して壊れるまで使う…が現実解

【2】購入 vs リース:総合比較

項目購入リース
初期費用高い(一括)抑えられる(分割)
会計処理減価償却(資産計上)経費処理(原則)
キャッシュフロー 悪化(初年度)平準化できる
保守管理の負担自社で対応リース契約により外部任せ可(契約次第)
廃棄・交換手続き自社で対応リース会社が回収する場合も
柔軟性 自由に仕様選定・運用 機種・構成が制限される場合あり
総コスト(中小企業5年換算)比較的安い若干高くなるが定額性が利点

【3】選び方の基準

■ 自社購入が向いているケース
• IT部門があり、資産管理・設定・廃棄も自前で可能
• カスタム構成や特定機種にこだわる必要がある
• キャッシュに余裕がある
• 中長期利用でコスト削減を図りたい

■ リースが向いているケース
• 台数が多く、管理・入替を定期的に自動化したい
• キャッシュフローを安定させたい
• 廃棄や入替業務を丸ごとアウトソーシングしたい
• 原価計上せずにすべて経費処理したい

【4】現実的な企業の選択傾向(中小企業〜中堅)

• 20台以下程度:購入派が多い
• コスト優先+現場管理で回せる規模
• 50台以上:リース導入が増える
• 定期入替、自動更新、ヘルプデスク負担軽減など重視

業務用PCとしての推奨スペック

業務用PCとしての推奨スペックは、用途や部署により多少変わりますが
一般的なオフィス業務(Excel、メール、Web会議、クラウドアプリ利用など)を
快適に行うための標準構成を以下に示します。

【1】汎用的な業務用PCの推奨スペック(2026年基準)

項目推奨スペック理由・補足
OSWindows 11 Pro
CPUIntel Core i5(第12世代以降)または AMD Ryzen 5 5000番台以降快適さ・長期利用に配慮
メモリ8GB〜16GB
ストレージ SSD 512GB( HDDは論外)
ディスプレイ14インチ以上ノートPCを活用する場合は外部モニターがあると良い
無線LANWi-Fi 6対応安定性・速度面で今後の標準
有線LAN 有りオフィスでは必要になる場面あり
カメラ・マイク内蔵HDカメラ・デュアルマイク Web会議必須
保守3年保証+オンサイト対応 故障対応管理負担軽減のため必須

【2】業務用途別のスペック調整例

用途推奨構成の調整ポイント
一般事務・営業上記の標準構成で十分
デザイン・CAD・動画編集Core i7以上、メモリ32GB、専用GPU
経理・データ処理 メモリを16GB、ExcelやDB操作重視ならCPUもi7推奨
出先が多い営業職 軽量モバイルノート

【3】機種例(2026年版・法人向けモデル)

メーカー型番例(2026年版)ポイント
[DELL Dell Pro 14]()法人向け標準ノートコストパフォーマンス良好、標準的なビジネス用途に最適
[HP OmniBook 7 16-ay]()高性能法人ノートIntel Core Ultra搭載、AI機能強化・大画面で快適作業
[HP 2026 EliteBook 16]()法人上位モデルCopilot AI対応・堅牢設計・法人サポート充実
マウスコンピューター MousePro L5-I7U01BK]()国産ビジネスモデル国内サポート・堅牢性重視で企業導入にも安心
[Lenovo V14 Gen 4]()エントリー法人モデルコスト重視・基本的業務用にも十分対応

✅まとめ(標準業務PCの最低ライン)

• OS: Windows 11 Pro
• CPU: Core i5 第12世代以降
• メモリ: 8GB以上
• ストレージ: SSD 512GB(NVMe)
• 保証: 3年(オンサイト保守)

最近では各社性能も上がっているので、数世代前辺りの「官庁利用の中古品」などの活用も
コストを削減する意味ではおススメです。

是非、参考にしてみて下さい。