「まちの総務」メンターの方から定期的にコンサル受けております。
前回は「策士策に溺れる」をテーマに専門家が陥る
「伝えたい熱量が伝わって欲しい人と合っていない」
「ユーザーのベネフィット(便益)がズレている」
部分の対応策を書きました。

「誰の何を解決したいのか」

今回はもう少し掘り下げた「本質」部分についてです。
「誰の何を解決したいのか」にフォーカスした内容について
実際にビジネスを行いたい時には顧客がいて
その顧客の課題解決に対しての対価がビジネスにつながります。

これは時代が変わっても普遍ですよね……
と言う思いの勘違いと言うところがテーマになります。
これは過去の幻想で「ものが少なく何でも売れる時代で有れば」正解です。でした‥

しかし「ものが溢れて、より良い製品が格安で」買える時代の
マーケ手法は大幅なアップデートが必要です。
「単なる顧客満足」や「良い製品、美味しい食材」では無いのです。

ここからはかなり深い心理的な表現になるのですが
「買いたい人は自身の課題や満足はわかっていない」です。
一見「???」では無いですか?実はこの内容は結構深くて

  • 自身の課題が明確な方は既に回答を出しており→ここはターゲット外
  • 迷っている人の背中を押す→見えないスイッチを探すのがマーケ本質

意味通じますか?私も理解に時間がかかりましたが
実は現に現場ではやっていました。

Case1
とあるサービス業のお客様、私の方で長年デジタル化の重要性を説いていて
なんと無く頭では理解していても第一歩目が中々進まない状況でした。
ある日同業の集まりがありその中で他社の「自社のデジタル化自慢」をされたそうです。
その際「その内容は聞いた事がある」と引っかかり「それうちもやってますよ」って
言い放ったそうですww、その後あっさり導入

Case2
中堅の製造業のお客様、kintoneの説明をして必要性は理解していたが動きが鈍い。
ある日外部のISO審査員から「この管理もしてないの」と指摘され「ハッと気付き」
直ぐにサポート開始

こんなスイッチは中々見えません。
しかし、それを再現性ある仕組みにするのがコンサルファームの役目です。

言い古された言葉ではありますが
「このお仕事(プロダクト)に至った経緯やキッカケ」
これを改めて再構築しましょうとのアドバイスです。

もっと言うと、自身がこのサービスが必要と思った経緯
ここにヒントが隠されていると言う内容です。
売りたい内容では無く、自身が必要と思った…そこに至った内容を
ストーリーにしましょう。

それをマス相手では無く、少数のキーマン(響く人)に送り届けて
小さなムーブメント(渦巻)をおこしましょう。
するとそこから方の事例を伝えていく事で勝手に伝播しながら広まり
いつしか「複数の事例パターン」が集まりフックの数が無限大に広がります。

「えっ!そんなに上手く行くのかよ」と私も少し懐疑的ではありますが
これはSNS時代のマーケ手法であります。

YouTubeやTikTokなどプラットフォーム(提供環境側)は何も生み出さず
ユーザーが勝手にコンテンツプレイヤーになり
個人の趣味趣向に合ったユーザーがそれぞれの内容を広めて行く感じです。

そのために「先ずは自身のはじめの一歩」を表現して
「迷っている人の背中を押す→見えないスイッチを探すのがマーケ本質」
数人のキーマン(インフルエンサー)を繋げて行く事です。
そうして「まずは小さなムーブメントをおこす」

「多様化したニーズは多様化した人々から聞け」そしてそれを「集めろ」
がまさに「まちの総務」が目指す自助公助のプラットフォームです。

新生「まちの総務」にご期待ください。

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