「まちの総務」プラットフォーム運営を行う中で
多くの事業者や担当者の方々とお話をする機会が多いですが
【サラリーマンのお仕事術】として様々な傾向が見えて来ました。

お仕事の進め方に付いての方法論を整理してみる。
お仕事を進める上で永遠のテーマでもある論争ww

お仕事は「クオリティ重視かスピード重視か」

結構シンプルな内容ですが判断は分かれそうです。
クオリティとは品質ですがここでは正確性と訳して進めます。
個人の色眼鏡的な要素もあり多少意見が偏りますが悪しからず。

これは「真面目or不真面目」の2局論では無くて
お仕事を効率的に進める方法論と捉えて下さい。

クオリティを求める方

絶対条件としてお仕事を進める上では必要な事ではありますが
この品質と言う言葉には多くの危険が含まれています。
どのレベルまで許容出来るか?このような判断軸も必要になります。

製造業を経験した方なら理解していただけると思いますが。
製品を生産する中で必ず一定数の不良品が発生します。
原因は様々で機械誤差、材料誤差、治具誤差、人誤差、環境誤差
例をあげるとキリがありませんが、間違いなく100%品質はあり得ません。

なので途中工程や最終工程で検査(目視、計測)を行う訳です。
これが大量生産になると抜き取り検査と言う確率論で製品評価を行います。
どんなに検査精度を上げても一定数の不良品は出るのが業界の常です。

これを前提にした場合、製品製造では無く事務系とかの業務に於いても同様で
人が介在する以上、どんなに確認精度を上げたとしても一定数のミスは起きます。
これは大小の問題もありますが

このミスを捕まえてクオリティを重要視するあまり
仕事のスピードが犠牲になっていたらどうでしょうか?

ここから整理して
・スピードを犠牲にしてでもクオリティを重要視する
・ある程度のクオリティは犠牲にしてスピードを重要視する

どちらがお仕事の効率が良いでしょうか?と言う問いかけです。

悲しいかなお仕事は次から次に湧いて来ます。
仮に10個のお仕事が降って来たとします。
別々の10個のお仕事を同じペースでクオリティ重視で進めた場合と
多少のクオリティを下げてでも早いペースでお仕事をこなす場合

あなたが上司で有ればどちらを推奨しますか?

業種にもよるので一概に言えませんが
仮にスピード重視で上長に早めに報告があった場合、その後のケアが早く出来ます。
スケジュールギリギリでクオリティ重要視した場合にはその後のケアの時間がありません。

結果は同じようでありますが、社内の関係性やお仕事の進め方として
どちらが有効であると思いますか?

少し想像力を働かせて見て下さい。

品質重視でスケジュールいっぱいでこなしている方は、イライラしてないですか?
責任感もあり、お仕事をこなすために忙しい空気感を醸し出してないですか?

スピード重視の方は、一見「適当」に見えますが(良い意味で適当)で効率的に進めるので
終わりも早いかも知れません。イライラせずにこなしていませんか?

これは性格にもよりますが、どちらが職場の空気に影響を与えていますか?
クオリティを求める方からすると、同じ職場で適当に進める(スピード重視)方の進め方
にまたイライラが募ったりしていませんか?

これがまさに「混ぜるな危険」な職場あるあるになります。
「人による性格です」で片付けるのは簡単ですが

クオリティ重視の方にスピードを求めるのは酷ですが
スピード重視の方にクオリティを上げさせる事はそんなに難しくありません。

スピードはスキルで、クオリティは仕組みの問題です。
スキルは一朝一夕では難しく訓練ですが
クオリティはシステムの問題で解決可能です(コンピュータ判断やAI判定)
長くなったので、そろそろ結論に入ります。

サラリーマンの必須スキルはスピードが最重要

クオリティは人判断だけで無く、不良を起こすのは仕組み(システム上の欠陥)なので対策は別の所にあります。

事務処理に合理化やDXが進まない背景にはこのような事も起因しています。
良い塩梅で適当に進めて行きたいですね。

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