海外旅行を計画するとき、日本のパスポートの強さを実感する瞬間は多いものです。
多くの国ではノービザで入国でき、入国審査もスムーズ。
しかし、インドだけは別格。
今もなお厳格な入国ビザ制度を維持しており、その敷居の高さに一度は尻込みする人も少なくありません。

今回は、そんな「インドビザ」を自力でオンライン申請してみた体験をお届けします。
タイトル通り、やってみたシリーズ第◯弾(?)です。

■ インド訪問計画と申請のきっかけ

近々、ビジネス視察を兼ねてインドへのツーリストトリップを計画しています。
以前も一度、一人旅で訪問したことがあり、その際は代理店を通じてビザを取得しました。

※以前のインドひとり旅のブログリンク

手数料はかかりましたが、手続き自体は非常にスムーズ。
ただ今回は少し時間にも余裕があり「どうせなら自力でやってみよう」と思い立ったのです。

費用的にも魅力的で、代理店経由だと1万円前後かかるところ
自分で申請すれば約25ドル(約3,700円)で5年間有効のビザが取得できます。

■ まずはリサーチ!AIとネットを駆使して情報収集

もちろん、いきなり公式サイトに突撃するほど無謀ではありません。
まずは先人たちのブログやYouTube解説動画をAIで検索し、情報を整理。

ただ、ここで早速ひとつ目の“壁”。
掲載内容が微妙に古かったり、途中で有料代理サイトに誘導されたり…。
「どの情報が本物なのか?」という見極めが意外と難しいのです。

最終的に、複数の信頼できそうなブログを参考にして、公式サイトにアクセス。
(※ここで紹介したURLは本文下に記載)

■ Web申請はすべて英語!翻訳アプリ片手に悪戦苦闘

申請ページはすべて英語表記。
しかも、1ページの入力が終わるごとに次の質問へ。その数、約5ページ分。

「これ、ほんとに必要?」と思うような細かい質問も多く、翻訳アプリを片手に慎重に進めました。
途中、何度かページがフリーズ。
再入力の手間を減らすため、質問と回答をExcelにまとめるという裏ワザを使って対応しました。

ブラウザはChromeだと不安定だったため、途中でEdgeに切り替え。
クレジットカード決済画面では「エラーになったらどうしよう…」と若干ビクビクしながらも
なんとか無事に完了!

■ 申請から3日後、英語メール到着!…でも添付がない!?

申請完了後、「72時間以内に結果をメールで送る」との案内。
3日ほど経って、ようやく英語メールが届きました。

早速Web翻訳で内容を確認。しかし、肝心のビザ(PDF)が添付されていない!
あれ?申請失敗?返金なしって書いてあったよね?と、一気に冷や汗モードに。

■ 救いの“Printボタン”発見!ついにe-Visa入手

慌てて再度ポータルサイトを確認すると、
申請ステータスの横に小さく「Print」ボタンが。

試しにクリックしてみると
無事にe-Visa(PDF形式)をダウンロード!

やっとたどり着いた安堵の瞬間でした。
どうやら、メール添付ではなく「サイト上から自分で取得」する仕様に変わっていたようです。

■ 苦労したけれど、やってみてよかった

正直、途中は何度か「代理店に頼めばよかった…」と思いました。
けれど、こうして無事に自力で取得できた今、ちょっとした達成感があります。

この独特なサイトと格闘した経験は、ある意味インドらしい洗礼だったのかもしれません。
世界中の旅行者がこのサイトに悪戦苦闘しているのかと思うと、妙な仲間意識も芽生えます。

■ 最後に:これからインドへ行かれる方へ

• 公式サイトは英語表記なので、翻訳アプリやブラウザ翻訳を活用する
• 途中でフリーズする可能性あり → 回答内容は別にメモしておく
• ブラウザはEdge推奨(Chromeは不安定なことも)
• 完了メールにはPDF添付なし。公式サイトの「Print」からダウンロード!

今回の教訓:「焦らず、慎重に、そして少し楽しむ気持ちで。」
そんな心構えが、インドビザ取得のコツかもしれません。

次回は、実際のインド現地視察レポートをお届けします。
乞うご期待!

【参考リンク】
• インド政府公式 e-Visaサイト:https://indianvisaonline.gov.in/evisa