企業HPの進化はWebの進化と密接に関係しています。
Web⒈0時代は発信オンリーの時代から
Web⒉0の双方向発信の時代に、そしてWeb⒊0へ

そんな中、企業のHPにも進化の過程があります。
1990年代Webの進化と共に企業がこぞってHP公開に動き出し
当初は大企業が派手なブランディングHPを作り、いつしかその流れで
中小企業も右習えで今では、HPが無い企業は少数派の時代になっております。

それを「HP⒈0」時代と呼ぶのであれば
少し意識の変化も出て来たのを「HP⒉0」と呼ばせていただきます。

「HP⒉0」とは

勝手ながら造語ではありますが、きちんとした定義はあります。
大手企業のブランディングHPから始まり、各社中小企業もHP作りに進み
目的は様々ではありますが、多くが「名刺代わりの会社紹介」の位置付けが
大きかったとは思います。

横並びの企業HP

「名刺代わりの会社紹介」のHPが主流なので、メインページに会社のイメージ画像
そしてサービス紹介、生産設備、技術紹介、会社概要などがきれいに並んでいます。

ほとんどがHP作成業者に依頼して、経営者とヒアリングし
プロのデザインやプロカメラマンがキレイで整ったHPを作成して来ました。

一巡したHP⒈0の次に来るのは

HP作成業者による、派手でキレイなHP時代を経て
経営者にもユーザーにも少し変化が起きております。

「目的の再確認」です、当初は「名刺代わりの会社紹介」でありましたが
HPから新規受注が来るかな?採用にもつながれば良いなとの思いもありながら
HP作成も2巡目3巡目(改修)あたりに向かっております。

経営者も少しHPの目的を再認識したり、ユーザー側はありきたりの一歩通行HPに
少しあきあきして来て、派手でキレイな技術の押売りHPにも変化の兆しか見えて来たのが現在です。

最近の企業HPには採用ページに力を入れている事に気が付きませんか?
味気ない派手なHPに加えて「ひと気」のあるユーザーに寄り添ったHPへの変革が進んでおります。

単なる企業のブランディングイメージ「名刺代わり」から
「ひと気のある企業イメージアップHP」に変貌して来ております。
これを総して「HP⒉0」と呼ばせていただきます。

「HP⒉0」とは「SNS時代を意識したHP」

一言で表現するとしたら「SNS時代を意識したHP」と言いましょうか。
「キレイだけど味気ない、作りっぱなしのHP」から
「会社の独自性を意識した成長出来るHP」への変貌です。

少し細かく解説して見ます。「HP⒈0」の課題
・経営者目線の思いが詰まったHP
・HP制作会社への丸投げの派手でキレイなHP
・作る事が目的になり更新されないHP

HPと言うからには「ホーム」です、家の建築も1回目は理想を追い続け
2軒目3軒目から理想に近づいていく感じで。

次に作る際は、ベンダーに任せきりでは無くもう少し「熱(闘魂)」を込めて作りたい
そんな流れに移行して今に続いて来ています。

そんな「熱(闘魂)」と言うのが、ベンダーへの任せきりでは無く
自社内で企画して「継続性」と「ひと気」のあるHP作りです

・おじさんたち(失礼‼︎)が企画した一方的なやっちゃった感のHPから
比較的若手社員(特に女性メンバー含め)で企画した「ひと気(ワチャワチャ感)」HP

自ら会社の良い所を話し合い帰属意識を高めて、新たなお仕事として成長して行く
そんな社員教育にもつながる「HP作成委員会PRJ」発足と併せて作って行く
このような流れをサポートさせていただいております。

このHP作成の目的(方向性)は2つです
・社員自ら発案企画をしながら会社の紹介を行う(映像、SNSを駆使)
就活者に近い世代の方が発信する事で
・就職をしている方への積極訴求

ターゲットと目標は「就活者に向けた自社ブランディングによる会社イメージアップ作成」です。

これにより
・味気ない「おじさん目線HP」から「就活世代に寄り添ったHP」に
・社内でHP企画体制を作る事で継続性と豊富な素材が集まる
・会社の雰囲気がダイレクトに伝わり差別化出来る
・結果、社員のモチベーションアップに

このようなストーリーが「HP⒉0」になります。
次回にもう少し具体的な部分を掘り下げて解説します。